SDGsは崇高な理念に基づいた具体的な目標だと思います。しかし、これは包括的に取り組まなければ意味がないので、自らの微力さを鑑みると尻込みしてしまいがち。そこで私たちは、SDGsの全体像は理解した上で、自らが自然にできることを自覚的にやろうということにしました。
自然にやるというのは、自分たちが楽しく快適に働くことができ、かつ、クライアントに対して大きなバリューを出せるようにすることです。そうじゃないと長続きしません。自覚的にというのは、自分たちが何をやっていて、それがSDGsに資するのかどうかを日頃から意識しようということです。これだけでも最低限の意味はあると思っています。
例えば、
■ #5 ジェンダー平等を実現しよう
については、かなり自信があります。
私たちの活動は、数的にも、発言力的にも、すでに相当な女性パワーによって支えられています。
□ 5.5 政治、経済、公共分野でのあらゆるレベルの意思決定において、完全かつ効果的な女性の参画及び平等なリーダーシップの機会を確保する。
とありますが、私たちの場合は、すでにこのレベルに達しています。
□ 5.b 女性の能力強化促進のため、ICTをはじめとする実現技術の活用を強化する。
こちらもそうです。コロナ流行を機に完全在宅ワークに移行したので、「働きやすい」「子育てと両立できる」「海外に居住していても仕事ができる」と好評です。
#5 との関係しますが、
■ #10 人や国の不平等をなくそう
もすでにクリアしています。
□ 10.2 2030年までに、年齢、性別、障害、人種、民族、出自、宗教、あるいは経済的地位その他の状況に関わりなく、全ての人々の能力強化及び社会的、経済的及び政治的な包含を促進する。
私たちのチームには、さまざまな年齢、国籍、人種、宗教の人がいます。そして、さまざまな視点からアイデアを出し合っているので、これがプラスになることこそあれ、マイナスになるとは考えられません。
面白いことをするためにはさまざまな考え方の人を集めた方がいいというのは当たり前かもしれません。当たり前を当たり前として実践していくことがSDGsにつながれば幸いです。