COSPA technologies

Web制作もパス出しがキモ

2022.08.01
梅津遼太

サッカー動画を観るのは「パスまとめ」に限る。素人向けの「ゴールシーンまとめ」よりもよっぽどテンションが上がる。歴代の日本代表で言えば遠藤。ひとつのパスに込められた情報量がハンパじゃないのだ。だから、サッカーに親しんだ学生時代は「先を読んで」パスを出すことが変態的に好きだった。相手ディフェンスを裏切り、味方フォワードが走り込むであろう場所へ気の利いたパスを出す。「※今の速度で走ったらぴたりと足元に到着しますよ」と脚注がつきそうなパスが目標だ。

仕事でも同じだ。当社の場合は日本から南米にパスを送ることもある。日々どんなパスを送ったらいいだろう、と考える。案件が大型化するほど、パスが増える。精度も求められる。

実は当社に参加してからまだ1ヶ月。「Web業界の意思決定は早い」というのはクリシェだが、ここは特に早いと思う。案件が発生した段階で仮説を立てて、ポジションを取る。チームの座組を考えて、タスクを細かく割り振る。間違えたらどこで間違えたのか話し合い、そこまで戻る。スケジュールは「走りながら」組み立てる。「3歩進んで2歩下がる」。それも計画のうちだったかのように受け止められる。「これって、現状のプランでは無理ってことですよね?」という時の声は明るい。

アウトプットは全て「やってみないとわからない」オーダーメイドのものだから、とりあえず「早くやってみる」こと以外に手の打ちようがない。案件の動きを先読みする。周りの早さに負けじとパスを出す。わくわくしながらパスを出しまくっていたら、1ヶ月はあっという間にすぎてしまった。いいパスが出せるように引き続き取り組みたい。

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