新しい技術の黎明期にその技術にチャレンジしてみるというのが私のモットーだ。最近やってみたのはNFT。STEPNというNFTゲームにチャレンジしてみた。
STEPNとは何ぞや?の人はググって貰えばと思うが、リアルに動くことで稼げる(Move to earn )型のゲームアプリだ。SOLという仮想通貨でNFTスニーカーを買い、移動距離に応じたGSTが貰える。スニーカーは12万円ぐらいから各種販売されておりなかなか高額だが、普通にやってても1日数千円くらいは稼げるので、大抵1,2カ月くらいで原資は回収できるとのフレコミ。またスニーカー保持者は将来非保持者に貸し出して稼ぐこともできる。売却もできる。ほら、面白そうではないか。
STEPNをやってみて感じたのは以下。
1)大義があるものは強い
STEPNの開発者によると、単に面白いからとか儲けようとか思ってとかで作ったわけではないらしい。本当に世の人々が健康になるための仕掛けだというのだ。多くの場合、健康になるためにはコストがかかる。ジム然り、健康食品然り。でもSTEPNは健康になりながらお金を稼げる。一挙両得なのだ。大義があるものごとは人の心を動かす。STEPNが支持される理由の根幹だろう。
2)自分の生活リズムと合っている(と思わせる)
私は毎朝ジョギングするので、STEPNの話を知ったときには「これは自分のためのゲームだ」と思った。いくら新しもの好きな私でも、NFT素敵アートを買うかといえばそれはない。でも生活にマッチしたサービスであれば触手が動く。つまり何か新しいことを普及させるには、人々に接点を感じさえることが必要だろう。
3)でも、飽きる
ここまで書いておいてナンだが、実はもうスニーカーを売ってしまった。早い話、飽きた。結果的には大して儲かってもいないし損もしていない。仕組みが分かってしまったら凡庸なゲームになったのだ。深みが感じられなかった。
NFTは来るWeb3.0時代の核の一つだ。ユーザーとしても、GAFAMに代表される「情報を集めたもの勝ち」というWeb2.0時代から抜け出すためにはNFTを上手く使いこなすことが必要。来る未来、情報は中央集権的には存在しなくなりNFTで管理される。これまでとは違う世界が広がり、富豪が誕生するかもしれない。