COSPA technologies

めざせ!スマート発注者 

2020.12.20
中島嘉一

今日、久しぶりにハンバーガーを食べました。ジューシーでチーズもたっぷり。それでいてセットで700円。コスパが高い。

でも、いくらおいしいグルメバーガーでも「5,000円」と言われたら驚きます。「高くても2,000円だろう」という相場感を持っているからです。

ところが、ホームページ制作や運用を外注する場合はどうでしょうか。以前こういうケースがありました。越境ECサイトを作りたい、というご相談です。

ある制作会社から「1,000万円」と言われて驚いているとのこと。見積書を拝見すると、イチからシステムを組む、とかサブスクリプションもできるなど、テンコ盛り仕様。

ところが、お話を伺ってみると、試しに小規模でやってみたい、ということでした。だったらということで提案したのが、shopifyを使う方法です。

shopifyは、「誰でも簡単にオンライン・ショップが開ける」と謳っている、カナダの会社が作ったECサイト制作ツールです。世界175か国で100万以上の店舗が使っています。すごいですね。これを使えば、「イチからシステムを組む」などということは必要ありません。利用料は月額数千円からと格安です。

ただし、いろいろな制約もあります。そこで、私は、いまのところ、「まずは試したい」というクライアントに対しては、「shopifyでできることだけでスタートしよう」とお勧めしています。

ここで、発注者側として知っておくべきは、
・shopifyというサービスがある
・それを使うとホームページ制作が楽になる
・shopifyのカスタマイズには工数がかかる
ということです。

そうすることによって、
・制作会社との商談がスムーズにいくし
・結果的にコストを抑えられます。

一声「1,000万円」などとは言われなくなります。

とは言っても、ECサイトの制作には数百万円はかかるので、制作会社の立場からすると、「50万円でECサイトを作りたい」などと言われると困ってしまいます。さきほどの理解がベースにあれば、こんな無茶を言って、お互いの時間を無駄にすることもなくなります。

いい制作会社を選ぶためにも、その制作会社とのコミュニケーションをスムーズにするためにも、ひいてはホームページ制作外注のコスパを上げるためにも、ある程度のお勉強をするよう、お願いいたします。

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