今日、久しぶりにハンバーガーを食べました。ジューシーでチーズもたっぷり。それでいてセットで700円。コスパが高い。
でも、いくらおいしいグルメバーガーでも「5,000円」と言われたら驚きます。「高くても2,000円だろう」という相場感を持っているからです。
ところが、ホームページ制作や運用を外注する場合はどうでしょうか。以前こういうケースがありました。越境ECサイトを作りたい、というご相談です。
ある制作会社から「1,000万円」と言われて驚いているとのこと。見積書を拝見すると、イチからシステムを組む、とかサブスクリプションもできるなど、テンコ盛り仕様。
ところが、お話を伺ってみると、試しに小規模でやってみたい、ということでした。だったらということで提案したのが、shopifyを使う方法です。
shopifyは、「誰でも簡単にオンライン・ショップが開ける」と謳っている、カナダの会社が作ったECサイト制作ツールです。世界175か国で100万以上の店舗が使っています。すごいですね。これを使えば、「イチからシステムを組む」などということは必要ありません。利用料は月額数千円からと格安です。
ただし、いろいろな制約もあります。そこで、私は、いまのところ、「まずは試したい」というクライアントに対しては、「shopifyでできることだけでスタートしよう」とお勧めしています。
ここで、発注者側として知っておくべきは、
・shopifyというサービスがある
・それを使うとホームページ制作が楽になる
・shopifyのカスタマイズには工数がかかる
ということです。
そうすることによって、
・制作会社との商談がスムーズにいくし
・結果的にコストを抑えられます。
一声「1,000万円」などとは言われなくなります。
とは言っても、ECサイトの制作には数百万円はかかるので、制作会社の立場からすると、「50万円でECサイトを作りたい」などと言われると困ってしまいます。さきほどの理解がベースにあれば、こんな無茶を言って、お互いの時間を無駄にすることもなくなります。
いい制作会社を選ぶためにも、その制作会社とのコミュニケーションをスムーズにするためにも、ひいてはホームページ制作外注のコスパを上げるためにも、ある程度のお勉強をするよう、お願いいたします。