子育てで教わることが多いと言われるが、ウチの子を見ていて一番学んだのはダンスの重要性だ。とにかく踊る。踊りまくる。言葉を話さないうちからリズムを取って踊り続ける。楽しさや嬉しさという単純な感情を表現しているだけだが、こちらが応じると、さらに激しく踊る。これは立派なコミュニケーションではないか。文字至上主義者から見ると驚きだったのだ。
そこで思い出したのが、かつて沖縄アクターズスクールを訪れた時のこと。レッスンの場に案内されて、10数名の少女たちが歌って踊るのを間近で拝見した。しばらくして、ぐっと込み上げるものがあり、涙が出た。歌や踊りの上手さに感動したとか、そういうことではない。単にエネルギーに圧倒されたのだ。連れを見ると同じ状況で、大の男が3人で涙を拭っていた。
言葉や文字を使ったコミュニケーションというのはレベルが低いのではないか。感情やエネルギーがないから言葉や文字に頼って「説明」しなければならない。あるいは、「説明」するから感情やエネルギーが伝わらない。
感情やエネルギーを伝えるウェブサイトを作っていきたい。