PROJECT
会社案内制作
OVERVIEW
「企業の独自性」をカタチに。
海洋・防衛という特殊領域事業をオリジナリティを高く表現した会社案内を。
日本海洋様は海外の最先端技術を日本国内の防衛、海洋調査、インフラ等を各セクターへ導入する商社です。取り扱い商品が特殊かつ専門性の高い領域であり、会社案内には信頼性と先進性、分かりやすさを兼ね備える必要があります。この度コスパ・テクノロジーズが請け負ったのは、単なる商品カタログではなく、専門性まで具体的に伝わる会社案内制作です。
INTERVIEW
3か月という超短納期で、専門性の高い領域をクオリティ高く仕上げるこのプロジェクトの難しさと、その達成ポイントについて、プロジェクトご担当の池田様にお伺いしました。
特殊領域に立ちはだかる「伝わらない」の壁
CPT:
まず、この度の会社案内制作プロジェクトを立ち上げた背景を教えてください。
池田様:
私たちがマーケティングで抱える課題は、商社の中でも対象とするセクターが限定されていること、領域のニッチさに起因する部分が大きいです。
まず、テーマの特殊性があります。当社の主要取取扱分野のひとつである防衛・安全保障は、趣味性の高いデザインは流通しているものの実務系となると定型がなく、かつ使用できる素材や表現に制約があります。また、防衛分野において一般的に想起される「重厚性」「硬質性」といった要素は重要な特性である一方で、それらをどのように整理し、スタイリッシュさや明快さ、透明感といった要素と両立させて表現するかについては検討を要する点でした。そのバランスを言語化・視覚化することに難しさがありました。そして、今回の会社案内は社内で修正、運用しやすい互換性も重要であり、PowerPointベースが前提でした。PowerPointという日常使いのツールで、専門性の高さを感じさせる会社案内を制作する、というのが難しい点でした。
寄り添いながら、ともに表現を探る過程
CPT:
会社案内としての構成や内容ももちろんですが、最も苦心したのは全体を貫くトーン&マナーの決定だったかと思います。
池田様:
我々の事業がターゲットとする業界は公共性と機密性の双方が高く、多くの方に伝わることと高い専門性の表現を両立する必要があります。無数にある表現案から「当社が提供する防衛」像に合致するまで、検討と試行錯誤を妥協することなく重ね、最終的には「スタイリッシュ」「明快さ(高コントラスト)」「透明感」「精密とシンプルの両立」というの4つに言語化することができました。この帰結は単にデザインするということではなく、当社の事業に踏み込み、表現を規定したということだったと思います。当社の事業は公共性および機密性の高い分野を対象としており、正確さと分かりやすさの両立が求められます。
その前提のもと、表現の方向性について丁寧に議論を重ね、最終的にデザインのトーンや整理の方針を明確にすることができました。
制作過程では、当社の事業内容や考え方を理解したうえで、情報を適切に整理・可視化していただき、全体として納得感のある会社案内に仕上げていただいたと感じています。
会社案内で使われているイラストはすべてこの4つのキーワードをもとに開発しました。構成、配色、光の表現などを同一のトーン&マナーにそろえることで、全体の統一感が出たと思います。

池田様:
また、当社は営業先により必要とされる情報が異なり、会社案内の構成も自由度の高さが必要でした。そのため最終的な納品形式をPowerPointとしたのですが、一方手作り感を払拭せねばならず、そのために今回カラーやフォントなどのガイドラインも作成頂きました。納品後の自由な活用を保証しながら、かつ品質を保つ工夫ができたと思っています。
徹底した具現化力は、ブランド価値に通ずる
CPT:
プロジェクトの終了にあたり、我々の評価できる点、至らぬ点などを率直に教えてください。
池田様:
会社案内の制作については不慣れな点も多くありましたが、要望を丁寧にヒアリングいただき、都度相談しながら進めていただけた点が印象的でした。修正や調整にも柔軟に対応いただき、最終的には当社の事業内容が分かりやすく伝わる会社案内に仕上げていただいたと感じています。業界特有の背景や要件についても理解しようとする姿勢があり、安心して進行を任せることができました。
CPT:
おっしゃる通り流通していないイメージをオリジナリティ高く作り上げる過程はハードでしたが、その分価値のあるものになったと私たちも自負しています。今後ホームページやSNS、展示会資料など、規定した表現でより良いコミュニケーションプランを創り上げられればと思います。引き続き、どうぞよろしくお願い致します。
