中国語ホームページ制作は発注先選びが重要!!
今日は、多言語サイトの中でも、最も難度が高い、
中国語ホームページについて、簡単に解説します。
経験がない制作会社に発注してしまうと、
文字を中国語に替えるだけしかしれくれず、
中国からはきちんと見えない、
ということも起こり得るんです。
どうしてこうなるか。
それは、中国のインターネット環境が特殊だからです。
そもそも、
中国では、GoogleやFacebookが見れません。
だから、
ホームページの中に、Google Map を入れると、
Google にアクセスしようとして時間がかかり、
結局アクセスできないので、
地図の部分が空白になってしまいます。
こちらが、Google Map など、
中国ではNGのサービスを使った場合です。
なかなか開きませんね。
早送りします。
ようやく表示されました。
なんと、30秒もかかりました。
それでいて、地図の部分は真っ白です。
これじゃあ、誰も見てくれません。
こちらが、中国向きに作った場合です。
ちょっと遅い気はしますが、
それほどストレスなく開ました。
3秒ぐらいです。
これだったら、許容範囲ですね。
ちなみに、こちらの地図は、
Google ではなく、
百度(ひゃくど)という会社の地図を埋め込んでいます。
これは中国最大の検索サイトで、
Google Map のような百度地図(ひゃくどちず)
というサービスを提供しています。
あと、よくあるのが文字化け問題です。
中国語に翻訳したテキストをそのまま使うと、
太い文字と細い文字が混在してしまうことがあります。
これも、きちんと制作すると、
文字が揃って綺麗になります。
この辺は、
中国語ホームページ制作の経験が豊富な会社であれば、
簡単に対応してくれます。
そうではない会社の場合は、
「中国にサーバーを置かないと無理ですよ」
などと言うことがあります。
なるほど、と思いがちですが、
実はそんなことはありません。
さきほど見てもらったホームページは、
両方とも日本のサーバーに置いてあります。
中国のサーバーと比べると、
少し遅いのですが、
それでもまあ、許容範囲でしたね。
それに、
「中国にサーバーを置かないと」と言われても、
実はなかなか難しい。
まずは、
中国に会社がないと、
サーバーを契約できないんです。
中国に現地法人があれば、
中国サーバーを使えますが、
今度は、
中国の法律を遵守する必要が出てきます。
その中には、
「中国で得た個人情報は国外に持ち出してはダメ」
という規定もあるので、
それでビジネスは回るのか、
などを検討しなくてはなりません。
ホームページを制作するだけでも、
このように面倒なことがたくさんあります。
さらに、
越境ECをしたいとか、
広告を出稿したいとなると、
さらに大変です。
素人が一から勉強すると、
膨大な時間がかかってしまいます。
だから、
特に中国語ホームページの制作や運用代行は、
経験豊富な会社に発注することをお勧めします。
その上で、
中国のユーザーの嗜好を調査したり、
中国向けの商品やサービスを開発することに、
エネルギーを使ってください。