タイ向けのホームページデザインとは
このページでは、タイ向けのホームページデザインについて、現地企業の傾向とタイ人の好みという観点から、特徴を紹介します。
日本のホームページデザインとの共通点
タイのホームページも日本と同様、会社概要、事業紹介、事例・実績紹介、お問い合わせフォームといった構成になっています。
こうした項目は、日本向けのホームページと同様に、企業を知ってもらう上で重要です。
タイのホームページデザインの特徴
1.トップページはとにかく写真メインでシンプル
タイのホームページのトップページは、とにかくシンプルで分かりやすいデザインになっています。写真がメインで、文字は少なめです。
会社のイメージや商品情報、お得情報が写真で分かりやすく掲載されています。
詳しい情報はメニューから開けるようにし、トップページは会社のイメージを伝えるためのシンプルなデザインにしている企業が多いです。
2.プロモーション情報は目立つところに
タイ人はプロモーションが大好きです。コンビニ、レストラン、インターネット通販など、どこへ行ってもお得なプロモーションを活用して買い物をします。そのため、多くの企業がホームページの目立つところに、お得情報を掲載しています。
もしお得な情報があれば、トップページの目立つところに掲載して、より多くの顧客を惹きつけましょう。
3.SNSとのリンク
タイ人の多くは、Facebook、Twitter、Instagram、YouTubeなどのSNSが大好きです。全人口の75%がSNSを利用しています。
その中でも特に、Facebook利用率は90%を超えていると言われています。大企業から個人経営の小さなお店まで、多くの企業がFacebookのアカウントを持っています。
ホームページからもSNSに簡単にアクセスできるような仕様にしてあることが多く、タイ人はお得なプロモーション情報や商品・サービス情報を、主にSNSを通して得ています。
また、ホームページ内のお問い合わせフォームは、メールではなく、LINEやMessenger等のSNSにリンクしている場合が多いです。もし企業のSNSアカウントがあれば、ホームページとリンクさせましょう。
4.外部インターネット通販サイトと連携
タイでも近年、インターネット通販の利用が増えてきました。特に、Lazada(ラザダ)やShopee(ショッピー)といった、大手のインターネット通販サイト(日本でいうAmazonや楽天等にあたるもの)が人気です。
通販サイトから限定で発行されるクーポン等を利用すると、ときには店舗に行くよりもお得に買い物ができます。多くの企業がこうした大手通販サイトに参入し、公式ショップとして販売を行なっています。
自社のホームページ内で大手通販サイトでのセール情報を出し、ダイレクトに通販サイトへアクセスできるようにしている企業も多数あります。
もし大手通販サイトで販売を行う場合には、自社のホームページから通販サイトへ直接アクセスできるような仕様にすることで、顧客により便利に使ってもらえるでしょう。
5.英語にも対応
タイのホームページの多くは、タイ語だけでなく英語にも対応しています。
タイ国内にはタイ人だけでなく、たくさんの外国人が滞在しているからです。
在タイ外国人も、タイでの大切な顧客となるかもしれません。タイ語だけでなく、英語にも対応したホームページにすることで、より幅広い顧客にアプローチできます。