PROJECT
コーポレートサイト制作
OVERVIEW
この組織の誇りを考える。ウェブサイト制作はそんな時間だった。
コンセプト設計という内省プロセスで導く、組織の価値再認識と意識統一。
京都府南丹市美山町の林業振興と森林の維持管理を担う美山町森林組合様。林業を通じて地域の文化的・経済的価値を守り、次世代へつなぐ活動を行っています。この度、採用活動の強化を主目的に、ウェブサイトをリニューアルしました。
INTERVIEW
サイトリニューアルに込めた思いや制作プロセスで感じたこと、リニューアル後のご感想などについて、ご担当いただいた菊地大輔様にうかがいました。
ウェブサイト制作に託した「組織の軸」を見つけるという目的
CPT:
まず、貴組合のウェブサイトのリニューアルにはどのような背景がありましたか?
菊地様:
提案を複数社からいただく中で、当組合にとっての課題は「組織としての方向性を明確にすること」だと、改めて気づかされました。あって当然と思われるビジョンや理念が明文化されておらず、現場の作業員と事務スタッフの間で温度差があると感じていました。結果として所属メンバーが同じ方向を向いているとは言い難い状況だったんです。
サイトリニューアルの主目的は、採用活動の受け皿となるサイトを作ること。そしてその根底には、「組織としてのあるべき姿をしっかり考えるきっかけになればいいな」という思いがありました。
数社から提案を受けた中で、貴社を一番のポイントとして選んだのはこの点でした。おそらく、制作会社様はどこでもきれいなサイトを作ることができると思ったんです。ただ、貴社だけがコンセプトから一緒に考えてくれるという提案でした。組織的に未熟な部分を感じる私たちにとって、表面的なデザインよりも、まず「自分たちが何者なのか」を考えるプロセスを重視したいと判断しました。
採用の、その先を見据えた情報設計
CPT:
丁寧なコンセプト設計のプロセスを通じて、最終的に美山町森林組合様が持つ「経済的価値」と「文化的な価値」を抽出しました。この情報設計で、組織にはどのような変化がありましたか?
菊地様:
コンセプトの設計プロセスには時間をかけ、何度もインタビューしてもらい、ようやく自分たちの仕事が持つ価値を認識しました。
このサイトに訪れた組合に関わる方やそのご家族が、美山町森林組合はただ木を切っているだけではなく、その裏にある文化や経済が基盤にあるんだということを感じていただけたらよいなと思います。

そしてプロジェクトは期待通り、帰属意識に目を向けるきっかけにもなりました。特に、ロゴを制作する過程が印象に残っています。。貴社提案のロゴ案に対して職員全員に投票をしてもらいましたが、蓋を開けてみれば半数以上が今回のロゴを選びました。ロゴそのものもですが、皆にその結果を伝えて納得してもらうというプロセス自体が、まさに組織の求心力を感じさせ、同じ方向を向くきっかけになったと感じています。
成果と今後の展望、そして次の課題
CPT:
制作過程を通じて、現場の職員の方々の反応はいかがでしたか?
菊地様:
まだフィードバックを全て集められているわけではないのですが、現場の人が見てくれたり、家族が見てくれたりといった話は聞いています。
写真撮影ではカメラマンの方が緊張を解きほぐしてくれて、あまり笑わない職員の人間味のある笑顔まで引き出してくれました。リラックスした雰囲気の中、働くことへの誇りや高いプロ意識を感じさせる、魅力的な写真が撮れたと思っています。サイトを通じて、知らない人はもちろん、知っている人も改めて組合の価値を認識できるようなコンテンツになったと思っています。
一方で、今後の情報発信については新たな課題も見えています。今はFacebookとウェブサイトのお知らせ欄の書き分けに悩んでいます。定期的にお知らせを更新するのが大変だということ、そして具体的な発信事項が思いつかないという悩みが大きいです。お知らせはオフィシャルでフォーマルな情報を載せたいという認識でいるため、ついハードルが上がってしまいます。
CPT:
今後はアクセス解析(GA)を導入した上で、数字を見ながらまたウェブサイトを改善していくサイクルも必要だと思います。当社はアクセス解析について1年間無料でサポートさせていただいていますので、今回定めたコンセプトを軸に、どう情報発信を最適なものにするか、引き続きお手伝いさせてください。
DESIGN




