台湾ホームページにはチャット機能!
新しいビジネスを始める際に欠かせないのがホームページ。外国人向けであれば、その国に特有の機能を付けることで、ユーザビリティを更にあげることができます。今回は、台湾人向けのホームページのチャット機能について紹介していきます。
ここ数年日本のホームページでもチャット機能のあるホームページが増えてきましたが、台湾人向けにも必要なのでしょうか?
結論:台湾人向けのホームページにはチャット機能を入れるべき
チャット機能を入れるべき理由は、台湾では日常生活でも、ビジネスでもズラズラとメールを書く習慣がなく、短く端的に連絡をとることが多いからです。
日本のビジネスではメールや電話が一般的で、クライアントとのやりとりには冒頭に「お世話になっております」、最後に「引き続きよろしくお願い致します」等丁寧な言葉づかいをするのが当たり前です。台湾でもメールは使われていますが、少し仲良くなってきたクライアントであれば、ビジネスでもLINEなどのチャットツールで済ましてしまうことが多々あります。
このように、ビジネスの場面でもささっとチャットツールで済ませてしまう台湾。お問合せについても、メールで丁寧に聞くより、チャットツールが好まれます。
実際に筆者も、台湾企業に問い合わた際に、「そんなに長々と内容を書いていたら、返信してもらえないかもよ。もっと短く書いた方が返信率が高まるよ」と台湾の方にアドバイスをもらったことがあります。メールでも、チャットでも同じだそうです。
SNS化の流れはビジネスの姿も変えつつあります。
例えば「台湾新幹線」こと台湾高速鉄道を運行する台湾高速鉄道公司(Taiwan High Speed Rail Corporation)は、2019年からFacebook(フェイスブック)のメッセンジャー機能を使って、お問合せと同時に新幹線のチケットを予約できるようにしました。
チャット機能をホームページに入れられない場合
チャット機能を入れるべきなのはわかったけれど、例えば有人チャット機能を入れるなら担当者も用意しなくてはなりません。そんなのすぐには準備できないよ、という場合はどうしたら良いのでしょうか?
そんな時は、Facebookページを用意しておきましょう。
実は、台湾人のFacebookのアカウント使用率はなんと人口に対し70%以上!。※1
台湾では「エフビー」と呼ばれ、子供から大人まで親しまれているSNSなのです。
ふーん、そうなんだ、と思うかもしれませんが、日本のFacebookアカウント使用率は人口に対し25%※2程度なことを考えると、日本では考えられないほど多くの人がFacebookアカウントを持っていることがわかります。
ホームページを持たずに、Facebookページだけ所持している中小企業もたくさん存在しています。
なんらかの理由でチェット機能をホームページに付けられない場合は、Facebookのメッセンジャー機能で対応しましょう。