ゲームARK 超高評価!予約者127万人超!期待値が高い理由とは?
最近、中国アプリストアTapTapに『ARK: Survival Evolved』というアプリがアップされ、TapTap予約ランキングでAndroid版、iOS版共に1位に輝きました。予約者は127万人を超え、13,805人のプレイヤー評価で9.7点(満点10点)の高評価を記録しました。
このような高評価を得ることは簡単ではありません。この高評価から分かるようにロビンソン漂流記と引けを取らないゲームです。あなたも今まで『ARK: Survival Evolved』を聞いたことがなくても、一度はAPP紹介広告でゲームの一部映像を見たことがあるでしょう。
目次
PC版では人気のあるグラフィックを採用
TapTapの評価欄に、あるプレイヤーはアメリカでAPPが正式に公開される時間をもとに、対応する北京時間を計算し書き込んでいました。作品に対する期待値がどれほどのものか見当がつきます。
筆者としても、まずこのゲームを遊んでみました。アバターを作成する段階で『ARK: Survival Evolved』がプレイヤーに与えている自由度の高さを実感できます。アバターをこんな風に自分で決めることができるのですから……。
どす黒い皮膚、太い足に細い腕
こんな感じで、私は現代の美観と全く異なる、少し滑稽にも見えるアバターを選び、無人島の旅を始めました。しかし思ってもみないことにゲーム開始後…
私は誰?ここはどこ?一体何をすればいいの?
私にこの無人島の旅をどうやって始めるのかを教えてくれるマニュアルは存在しないわけで、試しに飢餓状態に駆り立てられた勢いそのまま強大な恐竜を素手で攻撃してみました。
「せいぜいダメなら逃げればいいだろう」。しかし、思い通りにはいかず結果は…。
こんな感じのゲームなら心が折れそうです。
もちろん、これは初めてこのゲーム『ARK: Survival Evolved』を遊んだ人の気持ちを表現しただけで、もしこの系統ゲームを良く遊んでいる人であれば、きっとこのゲームの操作感度の良さに気分を良くし、すぐにハマることでしょう。
この作品は“恐竜を手なずける”ことを中心として展開して遊んでいきます。
このゲームデザインからして、製作者側はプレイヤーが積極的にゲーム世界を冒険すること意図して作られていますが、マニュアルが全くないという点は確かにハードルが高く感じます。
しかし、幸いこのゲームはサンドボックス・サバイバル系列なので、『Minecraft』など同系統のゲームに詳しいプレイヤーから言わせれば『ARK: Survival Evolved』は決して難しくはありません。
『Minecraft』の“豪華版”
サンドボックス・サバイバルゲームとして、『ARK: Survival Evolved』のグラフィックはとても優れていて、サンドボックス・サバイバル系のゲーム感覚をそのままに、現在最高水準のグラフィックを使って表現しています。
設定上、『ARK: Survival Evolved』APPの世界観は、基本的にオンラインゲーム版と同じで、アバターが目を覚ますと神秘的な浜辺に一人たたずんでおり、周りには人の気配が全くなく、ただ現代文明とかけ離れた古代生物がうろついているのです。その中でプレイヤーがしなければならないのはただ一つ、生き残ることです。
プレイヤーの最初の装備は、コンパスと地図だけ。
「ロビンソン漂流記とすごく似てない?」と思われるかもしれません。でも、少し違うのは『ARK: Survival Evolved』では、原始時代と現代の文明が同時に存在することです。
過去と未来にまたがる文明
それで、『ARK: Survival Evolved』を楽しめるかどうかはすべてあなたの想像力にかかっているのです。
恐竜は、手なずけたら乗ることができます。
プレイヤーは、武器がない状態から始まり、資源を集め、武器と衣服を作り、避難所を建設し、村、都市へと発展させていきます。同じように友達を探し、領地を拡大し、集落を作り、異なる何十種類もの恐竜を手なずけることにチャレンジします。
ゲーム内の建築システム
ゲームの構成上、『ARK: Survival Evolved』APPの建築システム、サバイバルシステム、環境システム等々、すべて揃っているだけでなく、それぞれ分類で種類がさらに細かく提供されています。古代の石斧から、ライフルまで、幅広い文明範囲をフィールドとしているゆえにゲーム内で表現できるものが非常に豊富であると同時にプレイヤーが制作後に実感できる満足度も向上しています。
しかし、これら以外にも、『ARK: Survival Evolved』と他のサバイバル系ゲームとは違う点があります。
恐竜をテーマにしたPVE
『ARK: Survival Evolved』は、サンドボックス・サバイバル系ゲームの中で、題材は少し特別な存在であるともいえます。まず、ゲームにおいて大切になるのは、プレイヤー同士の協力もしくは競技によって資源を取得することによって無人島での生存を保証します。協力や競技は、ゲームサーバが提供する区分表から選択します。
地図によってプレイパターンを決定します。
『ARK: Survival Evolved』はゲーム内の異なったプレイパターンや対応するゲームマップをサーバーによって区分し、現在提供している5つのマップのうち、3つをPVEが占めています。ゲームマップはそれぞれ全く異なりますが、唯一の共通点はただただ非常に広大であるということです。オンライン版の最大マップを参考にすれば、マップ面積は140㎢に及びます。
その一つ一つのマップが、独立した生態系と食物連鎖を展開しています。この恐竜と古代生物で満ちたマップ上で、衣食を確保し、なおかつ巧みな戦術でこの陸地の覇権者を飼いならし、彼らを利用してこの広大な世界を探索する必要があります。
野生の動物や恐竜がどんな大きさや習性でも、攻撃して気を失わせた状態にしてから好みの食物を与えることで飼いならすことができます。このように豊富なPVEシステムが『ARK: Survival Evolved』の中心を成しています。
またオンラインゲームを例にすれば、PvPはゲームの後半、強力なプレイヤーが資源を独占しようと覇権を争って遊ぶことになります。そこまで強力でないプレイヤーは、資源を奪われたりとゲーム内で冷遇を受けるようになります。
グラフィックにこだわったサバイバルゲーム
美術スタイルの観点から言えば、現在の主流方式から見て『ARK: Survival Evolved』もビジュアルにこだわった作品と言えるでしょう。恐竜時代に囲まれた世界を描くことで確かにプレイヤーに一種の助けのない孤独感を抱かせます。
この作品は、題材の表現力においても優れており、サンドボックス・サバイバル系ゲームのすべてを包括し、ゼロから始めるプレイスタイルは太古、原始の世界において最もふさわしいと言えるでしょう。
原始時代を正しく再現するため、本作はリアルスタイルを採用し、制作にはUnreal Engine 4を使用しました。光の照射、森林の様子などグラフィック表現は文句の付け所がなく、天候や昼夜表現に適しているため、プレイヤーにその場にいるような体験をさせてくれます。
プレイヤーたちが最も興味のある恐竜たちのデザインは、一般的に知られているデザインとよく似ていながらも、適切な誇張表現がされています。
例えば、皆さんよくご存じのティラノサウルスがこちら。
もちろん高画質であることに伴い電力消費も激しく、スマホがすぐに熱を持ち、画面が固まるという問題がたくさんのプレイヤーを悩ますでしょう。
優れたグラフィック以外にも、本作の分かりやすいUI(ユーザーインターフェース)設計にも触れておきます。UIは、ただ画面の左上角、右上角、真ん中下と右下角にあるだけで、しかもすべて非常に小さくさほど空間を占領しません。例えば、ゲーム中明確な攻撃キーはなく、画面をダブルタップすれば攻撃を開始し、右下角には現在プレイヤーが使用している武器が表示されているだけです。
UIを最小限にすることで、ゲームの画面を最大限際立たせることができ、プレイヤーもゲームの世界に浸ることができます。まとめると『ARK: Survival Evolved』は、ビジュアルスタイルにおいて主流スタイルから離れていませんが、細かな点やUIにおいて題材と結びつけることで独自の特徴を作り出し、グラフィックにこだわったサバイバルゲームとなっています。
ゲームでも現実世界と同じ24時間、一部の人には人気でも…
『ARK: Survival Evolved』のオンラインゲームでの成功は、サンドボックス・サバイバルゲームのベースの上に、独特な太古の世界を題材としつつ、プレイヤーに科学技術の進歩から満足感を得させるところにあります。それ以外にも、本作は人々の“怪物コンプレックス”を鷲掴みにし、ゲームの中で精密なグラフィックで表現した古代生物がプレイヤーの好奇心をくすぐり、“プロの恐竜調教師”になるまでゲームに没頭させます。
しかし、特色があるからと言ってユーザをとどめることができるとは限りません。オンラインゲームの状況から見て、『ARK: Survival Evolved』は熱しやすく冷めやすい、一部の少数派に人気のマニア向けのゲームと言えます。
原因は、『ARK: Survival Evolved』がプレイヤーに対する敷居が高く、難度も高い、そのためプレイヤーの要求プレイ時間も長い、特にたくさんの時間をゲームに費やさなければいけないことが、一番ゲームを遊ばなくなる原因なのです。
『ARK: Survival Evolved』ゲーム内の時間の流れは、現実世界の時間とリンクしており同じ24時間です。しかし、本作は全世界でサービスを提供しているため、東半球のプレイヤーが寝ている間、西半球のプレイヤーに襲われたという状況が生じてしまいます。この状況を回避するためにプレイヤーは、自分の集落を強固にするか、遊ぶ時間を長くして守るかということになります。
サンドボックス・サバイバル系ゲームとして、『ARK: Survival Evolved』の面白いところは、ゼロから始めるところ、プレイヤーに疲労を感じさせるのも皮肉にも同じゼロから始めるところなのです。プレイヤーは、何もないところからちょっとずつ作っていき、もし豊富な資源と別のプレイヤーに抵抗するだけの十分な武力を備えたいのであれば、膨大な時間を費やすしかないのです。
このようなプレイスタイルは、オンラインゲーマーから言わせてもなかなか厳しいもので、隙間時間に、簡単なゲームアプリを好む層には非常に劣勢であると言えます。商品のプレイスタイルやグラフィック面で非常に吸引力があるのは確かですが、もしもスマートフォン版『ARK: Survival Evolved』のプレイヤー拘束時間の面で適切な調整を加えないとすれば、実際に遊び始めてから人気を保ち続けるのは難しいと筆者は思います。
[原文 : http://www.opp2.com/85825.html]
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