中国発アプリ「美図」が新興国で大人気!
中国企業が開発した写真補正アプリ「美図秀秀(メイトゥシゥシゥ)」が、中国国外でも人気が広がり、インドなどの国外でも5億人以上が利用している。
(出典:http://xiuxiu.web.meitu.com/
https://baike.baidu.com/item/%E7%BE%8E%E5%9B%BE%E7%A7%80%E7%A7%80)
「美図秀秀」は、中国人のスマホユーザーがスマホにほとんど入れている一番人気のある画像加工アプリだ。このアプリの機能はPhotoshopと似ているが、Photoshopよりも操作しやすくスマホでも使えるのがとても便利だ。
画像加工アプリとは?
スマホで撮影した画像や、自撮りした写真をオシャレに加工したり露出を補正して綺麗な写真にしたりすることができるアプリだ。特に女子には、自撮りした後自分好みに写真を加工できる写真アプリは人気がある。
中国では他にも、撮影した写真を手軽にオシャレな画像に作成できたり、デコレーションや顔補正で可愛さを演出できたりするアプリがある。こういったアプリでは、ぼかしを入れたりフォトコラージュを楽しんだりといったことが簡単にできてしまう。
「美図秀秀」の主な機能
「お任せ加工」をタッチすると写真を全体的に補正する事ができ、写真を撮るのが苦手な人でも美図秀秀を使えば、プロ並みの写真に仕上がってしまうのだ。
「お任せ美顔」では顔全体を簡単に補正できるだけでなく、部分的な加工もでき、自分の顔のニキビ・シミ消し・ツヤ肌・くま消しなどの処理が自由自在だ。
美顔加工は、写真メインのSNSが多用される中国では、無くてはならないツールかもしれない。自分をより美しく見せたい女性には必要な機能だろう。
この他にも美図秀秀には、気に入った複数の写真を好きなようにレイアウトできるフレーム機能がある。
「美図秀秀」のスマホ版も発表
美図秀秀のメーカーは自分撮りにこだわったスマートフォンも販売している。メインカメラに美図秀秀をプリインストールし、中国人女性たちの自撮りニーズに応えるこのスマホは、美図手機(美図スマホ)とも呼ばれている。
中国のモバイル大手Cheetah Mobileがインドに参入!
阿里巴巴(アリババ)やTencent(テンセント)に続いて、中国から別の大手企業がインドに参入している。
Cheetah Mobile Inc(猎豹移动)は、世界で最も早い成長を遂げているインドのスマホ市場でモバイル広告の配信プラットフォームを立ち上げている。インド、東南アジアや南米の新興国の利用者も取り込みたいというのがその考えだ。
Cheetah Mobileは数年前にPC分野から方向転換し、低価格のスマホの性能を向上させるClean Masterのような一連のユーティリティアプリを開発し、モバイル化とグローバル化に注力してきた。
(出典:https://baike.baidu.com/item/%E7%8C%8E%E8%B1%B9%E7%A7%BB%E5%8A%A8%E5%85%AC%E5%8F%B8/13496412?fromtitle=%E7%8C%8E%E8%B1%B9%E7%A7%BB%E5%8A%A8&fromid=13858740&fr=aladdin)
使用料無料のユーティリティアプリはAppleのApp StoreやアンドロイドのGoogle Play、そして小米(シャオミ)のMi App Storeで人気ランクを維持し、人気を保っていた。
Clean Master・Battery DoctorなどのCheetah Mobileアプリには毎月5億人近いアクティブユーザがあり、このうち9%はインドで利用されているようだ。
中国のSNS
中国での情報伝達の手段は、twitterやfacebookといった他国のサービスではなく、「微博」や「美図秀秀」などが主だ。自国発のサービスを使うユーザーが多い傾向が見られる。
驚くべきスピードで成長しているインドに中国企業も黙ってはいない。中国企業は、インドで非常に活発な動きを見せているのだ。インドは1991年に市場開放が行われて以降、着実に経済成長が続いている。特にITやアウトソーシング産業などが経済成長を牽引しているのだ。
日本企業では2008年にパナソニックがインド市場への大型投資を発表したりトヨタがインド市場を狙った戦略小型車を投入したりと、日本企業もインドへ積極的に進出している。
そして今、中国からもインド市場に参入する大手IT企業が増えている。今後も中国のIT企業が、世界のマーケットの中で存在感を増していくことは間違いないだろう。