日本にも貿易改革の兆し?一括貿易管理ソフト、Zenport(ゼンポート)は有効なソリューションとなるか?
海外から製品を調達する貿易業者にとって、サプライチェーン管理は頭痛のタネである。商品企画から発注、船積、在庫管理まで複数の工程を常に連携させながら管理する必要がある。それを、エクセルや販売管理システム、在庫管理ソフトなどの複数の方法で管理しているが、何か一つ変更があると、全てのファイルを更新する必要が生まれてしまう。それらの修正・共有を繰り返しているうちに1日が終わってしまうこともある。またこれは原価管理や余剰在庫などにも関わるため経営者にとっても無視できない課題になる。では、どうすればよいのだろうか。
既存の方法では、貿易のサプライチェーンの見える化は重荷に
エクセルなどを使えば貿易のサプライチェーンの見えるかは可能だ。ただしこの場合、えてして複雑なものになり、担当者ではなくては概要がわからないものになりがちだ。これは担当者が入れ替わった際に引き継ぎが上手く行えない現になりうる。人材不足の日本ではなおらだ。一方で見えるかツールを大手システムベンダーに発注する場合、価格は数千万円をゆうに超えて、数億円に達することも少なくない。この分野にこれだけ金額を投資できる起業は限られている。
企業間でのコミュニケーションツールは未だに電話?FAX?
貿易には、インポーターや、サプライヤ、フォワーダーなどの複数の関係者が携わり、企業間で情報をやりとりする必要がある。このコミュニケーションを間違いなくいかに円滑にやりとりできるかが大きな課題になる。しかしいまだに、日本の多くの貿易事業者はメールや電話、ともすればFAXなどで情報をやり取りすることが多い。
新しいプラットフォームを試そう
このように貿易のサプライチェーン管理は、これだけデジタル化が現代でおいてもアナログな点が残っており改善の余地が大きい。一方、日本にはこのほど、貿易業務のサプライチェーン管理にフォーカスしたクラウドサービスZenport(ゼンポート)https://zenport.io/ が登場した。月間定額制契約が可能なので、経費見通しは立てやすい。会社の大小を問わず、不自由さを感じている貿易担当者の方は、コンタクトされてみてはどうだろうか。少なくとも何らかのヒントは得られそうである。