健康志向が進んでいる中国の健康アプリKeep
中国でも多くの人が健康の為に様々な運動を楽しんでいます。屋外ではあちらこちらにバスケットボールのコートを見かける事が出来、放課後や休日には多くの若者が3on3等で汗を流しています。また年配の方々は「广场舞」と呼ばれる集団でのダンスを街中の広場で大音量のBGMをかけながら踊っています。また室内ではお国柄バドミントンや卓球がとくに愛されており休日には予約が無ければなかなか場所がとれない状態です。
また都市部では日本と同じように至る所に「健身房」と呼ばれるいわゆるジムが急速に増えています。高収入のホワイトカラーをターゲットに人気を得ていますが、高額な入会金やデポジットを払ったにもかかわらず仕事や家庭の都合で思うように通う事が出来ず、挫折する人が多いのも日本と同じでしょうか?そんな人の為にある健康アプリが大変注目を浴びています。
無料で出来るアプリKeep
Keepという健康アプリが特に女性を中心に人気です。無料で気軽にインストール出来ますが、まず携帯電話、Wechat、QQのいずれかに基づく登録が必要となります。性別や年齢、所在地、身長、体重等の情報を登録した後、各個人の運動経験の有無や、トレーニングの目的(全身ダイエット、局部ダイエット、筋トレ)を選択すると、それに合わせた色々なメニューが紹介されます。簡単なメニューでは20分程度のコースからあり、画面のモデルの動作を真似ながらメニューをこなしていきます。各動作は数十秒単位でこなす必要があり、アナウンスが「あと5秒がんばれ」等女性の声で励ましてもくれます。消費カロリーも表示される為、定期的に続ける事でダイエットのモチベーションを上げる事にも役立ちます。
とにかく便利
店舗をもつジムと違いこのアプリによるトレーニングは如何なる制約も受けません。端末さえあれば、いつでも好きな時に、好きな場所で、無料で好きなだけトレーニングを楽しむ事が出来ます。ほとんどのトレーニングが場所をとらずに出来る為、タオバオで数十元のヨガマットを購入すれば、自宅や場合によってはオフィスでもあっという間にジム通いの気分が味わえます。Wechat、QQなどのSNSでトレーニングの成果である引き締まったウエストを自慢する女性が多数出現し、口コミであっという間に多くの人々にインストールされました。いい事尽くめのアプリですが唯一の心配は雨後の筍のように増えてしまったジムがなくなってしまう事でしょうか?