越境ECの支払方法
越境EC(Electronic Commerce:エレクトリックコマース)という言葉はご存じですか?
越境は、境界や国を越えるという意味で、ECはインターネット上のオンラインショップを指します。
この二つを組み合わせ、『海外向けの販売ネットショップ』を指す言葉となっています。この越境ECですが、企業だけでなく、個人のビジネスとしても注目を受けています。
しかしながら『海外向け』となると、その地域の言語を用いたホームページの構築や、その地域におけるメジャーなオンライン決済の方法についての理解が必要となってきます。
ここでは越境ECに興味をお持ちの方々向けに、「海外におけるメジャーなオンラインショッピングでの支払方法」について紹介していきます。
目次
『海外でメジャーなオンラインショッピングの支払方法』
・PayPal(ペイパル)
越境ECの最大手と言える「eBay」でも最も利用されている支払方法です。
インターネット上の架空の財布(ウォレットと言います)に、金額をチャージする事で、クレジットカード決済の際に用いる事ができるサービスです。
海外では圧倒的な人気を誇り、メジャーな支払方法の一つです。
・クレジットカード決済
中国はまた事情が異なりますが、当然ながらクレジットカードによる決済もメジャーな支払方法となります。
対応する場合は、国内の決済代行サービスと契約を結ぶべきでしょう。
DeNAグループの会社が行う「ペイジェント」、GMOグループの「GMOペイメントゲートウェイ」が大手グループの運営ということもあり、オススメ致します。
それでは次に、事情が異なる中国での支払方法について見ていきましょう。
『中国でのメジャーなオンラインショッピングの支払方法』
中国では独自の決済サービスが用いられており、クレジットカードの普及率が5%未満と非常に低くなっています。
主にネットネット通販で利用される方法は以下の2つとなっており、この2つで80%の決済が行われています。
中国での販売を行う場合であれば、対応必須と言っても過言ではありません。
・Alipay(アリペイ)
Alipayは先述のPaypalに非常に近いシステムで運用されている、決済代行サービスです。同じように架空の財布がネット上に用意され、そこにチャージされているお金を用いて取引を行います。
・China UnionPay(中国銀聯)
金融機関である銀聯が発行しているカードで、殆どが講座と紐づいたデビットカードです。
VISAやMasterCardといったクレジットカードのブランドに近い存在となっており、中国の方が持っているカードはほとんどがこれです。
それぞれの支払方法を用いた決済については、それぞれについてルールを正確に認識する必要があります。その上で健全な取引環境を用意するようにしましょう。
本記事が今後、越境ECを始める方々の参考となれば幸いです。