中国ホームページ制作[準備編]
目次
ホームページ開設編
ホームページを制作する前にまずは中国のWeb事情を調査しなくてはなりません。特に中国では政府によるインターネットの検閲があり、他国とは全く異なるネット環境下にある為、その点を十分理解した上でのホームページ開設が必要になります。
中国Web事情
政府による検閲:中国には「金盾」と呼ばれる管制の検閲システムがあり、国外にアクセスしようとするとサイトに対して検閲システムが働き、読み込むスピードが落ち、機能不全に陥る可能性があります。
サーバーの準備:中国からのアクセスを早くするためには、中国大陸内の
サーバーを使うのがベストですが、中国法人又は中国人でないと使用することが出来ず、手続きや申請が煩雑です。
ICPの認証と取得:中国でホームページを開設するには、政府機関から開設認証の為の「ICP」を必ず取得しなければなりません。違反するとサイト削除と罰金が課せられます。これも、中国法人か中国人でないと取得できません。
言語の選択:中国では、大別すると大陸で使用される「簡体字」と香港・台湾で使用される「繁体字」があります。それぞれの地域にあった言語を選択する必要があります。
SEO対策は百度が対象:中国ではgoogleが撤退し、「百度」という検索エンジンが国内シェアを80%以上有している為、百度に対するSEO対策が必要であり中国語による情報の取りまとめが必要です。
中国で日本のホームページが閲覧できない?
原則として、インターネットは全世界に通じた情報網です。たとえば指定されたURLを直接ブラウザに入力すれば、原則世界中のどこからでもそのホームページを閲覧することが可能です。又、海外の取引先に対して自社のホームページアドレスをメール送信の際に通知すれば、相手はクリックするだけで自社の概要を知ることが可能となります。
ところが、中国では通常のネット操作をしても指定したホームページが閲覧出来ない現象が多くあります。それも業種を問わず、数社の企業のホームページが中国から閲覧できなかったり、表示が異常に遅くタイムアウトしたりする問題があります。
日本のサーバーで中国向けホームページを公開していると!
中国からは閲覧できなくなる可能性があります。
検閲により表示が遅くなるというリスクがあります。
更には、検索エンジンにも表示されてない?
日本語のホームページではgoogleやyahoo japanに対する上位検索を施し、多くの未知の取引先に訪問と、問い合わせをしてもらう事を目的としています。
中国語のホームページでも同様に、中国の検索エンジンの上位に検索され中国からの問い合わせが多くなることを目指しているわけです。しかし、肝心の中国で多くの日本企業のホームページは上位に表示されないか、検索エンジンにすら表示されない状況を目にすることがあります。
やはり原因としては、いくつか考えられますが、中国向けの検索エンジンに対するSEO対策等が不十分であることが挙げられます。「中国語ホームページをつくったけれど、全く問い合わせが無い」という事は、中国での検索サイトに誘導されないし、閲覧ができていない為、問い合わせが無くて当然の状態になっているわけです!
ホームページを中国に発信するには!
中国本土でサーバーを運用しICPの登録認証を取得する事がベストとして、現地法人を持たない日本企業の場合には、ICP登録の必要が無い香港のサーバーで中国語のホームページを公開する方法があります。
また、現実的には検索エンジン「百度」のガイドラインに沿ったSEO対策を施す必要がありますが、専門知識による継続的な作業が必要とされます。
結論として!
中国インターネット事情に詳しく、ノウハウを蓄積し、中国ホームページに特化した弊社へぜひご依頼ください。