ネット人口7億人への発信!中国SNSマーケティング
目次
ネット先進国!中国
今や,中国はインターネット人口7億人以上を誇る世界最大のネット先進国となっており「SNSメディア」の利用も活発です。
しかし日本国内ではメジャーなFacebookやLINE等のSNSは中国では規制により利用する事ができません。
その為,中国独自に開発されたSNSを利用して中国人同士の活発な情報配信がなされています。
中国のSNS事情
日本では,メジャーなSNSといえばTwitter・Facebook・LINE・instagramなどが有りますが中国では政府規制により利用が規制されています。
それゆえ,情報規制が厳しい環境から生まれた中国産SNSが独自に開発され、ネット人口に比例した巨大な市場を形成しています。
政府による情報検閲システム
中国では「グレイトファイアウォール」と呼ばれる公安の情報検閲システムにより,ネットによる外国間の情報配信が厳戒態勢で管理規制されています。
中国政府による都合の悪い情報や,反政府に関わるような外国からの情報をシャットアウトするためです。
2010年には中国政府とGoogleの衝突により,Googleは撤退しました。
それからは世界中で認知されているソーシャルメデイアも中国国内で規制される様になっていきました。共産主義国家による特有の情報管制です。
しかしその後は,中国人同士が国内で配信できる多くのソーシャルメデイアが開発され,現在では圧倒的なシェアを獲得しています。
中国国産による中国人同士のSNSが急拡大しました!
中国での2大SNS・「微博」と「微信」
「微博(Weibo)」は中国版Twitterとも言われ中国国内では3億人強の月間アクティブユーザーが利用しています。
「微信(WeChat)」は中国版LINEのイメージで6億人以上が利用するコミュニケーションアプリです。
微博と微信はそれぞれに異なった特性を持っておりユーザーの利用者の違いもある為,サービスの特徴や利点を理解して活用しないと効果が期待できません。
他にも動画系としてYouKu・Toudu・56.comなど様々なサービスもあります。
中国人の国民性とSNS
中国人は一般的に猜疑心が強く人・物・情報などを安易に信用しない傾向にあり,買い物に関しても口コミによる確認と情報交換でSNSを活用しています。
また、「微信(WeChat)」ではKOLと呼ばれる影響力の高い人物を活用し企業のURLや動画などを発信できます。
「微博(Weibo)」と「微信(WeChat)」は中国の国民性に合わせた情報発信力の強いツールであり,中国EC市場に於いては欠かせないSNSツールとなっています。
最近では情報収集はもとより病院の診察予約ができたり,ピザの宅配やタクシーを呼べたりと機能がどんどん充実してきています。
中国ではなぜ口コミが強力なのか?
2007年頃には中国国内企業による食品汚染問題がありました。
それを発端に自国製品への不信感が深まり「買い物をするなら口コミを参考にしよう」という風潮が高まりました。
そうした状況の中で日本製品の品質の良さがSNSで拡散され爆買いにつながったと思われます。
つまり中国国内では,「口コミ評価の良い製品は質が良く安心」であるというイメージが形成されたのです。
中国は民主主義国家で無いためマスメディアに対する信用度が低く,最も信頼する情報源はネットであり,リアルな口コミへの信頼度が高くなっているのです。
これからの,中国SNSマーケティング
東京オリンピックを控え,訪日観光客の増大が期待されます。
訪日中国人も旅行前の計画や旅行中にもSNSで情報収集と発信をします。
そして帰国後もSNSで体験談や戦利品を共有していきます。
中国でのSNSの重要性や影響力,そして拡散力は非常に強力なものがあります。
且つ,中国SNSを上手に使いこなす事ができれば大きなチャンスを掴めるかもしれません!
こうした事情から,欧米の大手企業は莫大な中国SNSマーケティングにどんどん参入しています。
中国SNSの参入と展開は中国特有のインターネット文化を理解し,効果的な
SNSマーケティング戦略を実施できる中国専門の制作会社の選択がベストです。