优酷(YOUKU) 中国最大の動画サイトの広告活用
中国で最大の動画プラットフォームである优酷(YOUKU)での広告は、種類と価格の点でYoutubeと類似した点と、また異なる独自の点が存在します。この記事では、キャプチャ画像での説明も用いて优酷(YOUKU)の広告メニューについて説明致します。
様々な広告種類の中でも主な内容の違いは、その配信面とサイズ、フリクエンシーとメディアタイプです。価格はそれらの掛け合わせによって決まります。
例えば、プリロール広告30秒動画:30元/1,000imp(CPM課金)に始まり、トップページラージバナー24時間表示:25万元まで、幅広い価格レンジが存在します。
次からは主な広告メニューをご紹介いたします。
トップバナー広告
バナーはページの上部および中部、下部に表示されます。同様に右側サイドパネルの上部と下部にも表示されます。以下はトップページとサイドパネルの例です。
中面バナー広告
TOPページ以下の、中ページでのバナーは、少々スクロールした場所に表示されます。以下のようなイメージです。
ボトムバナー広告
最後に、他に比べて最も価格の安いバナーのご紹介です。ユーザーが一番下までスクロールしないと見ることはできません。
プリロール広告
ユーザーが閲覧しようとした動画の最初に表示され、ユーザーによるスキップができない広告です。
ミドル・ポストロール広告
閲覧中の動画の途中、もしくは最後に表示される広告です。TVコマーシャルのようなイメージですね。ユーザーによりスキップが可能ですので、スキップできないプリロール広告に比べ価格は安くなります。
こちらはポストロール広告の例です。終わった動画の上に表示され、クローズされるまで表示され続けます。
ポーズ広告
ポーズ広告は优酷(YOUKU)の中でも人気のある広告であり、動画が一時停止された場合に表示され、再開されるまで表示され続けます。通常静止画の広告になりますが、一時停止されるごとに表示されるため1人のユーザーへ繰り返し表示することができ、その分フリクエンシーが高められます。
こちらがポーズ広告のイメージです。
もうひとつ、ページがスクロールされるたびにフローティングで表示される動画広告もあります。これはつまり動画が一時停止されるたび、ユーザーがページのどこを閲覧していてもポーズ広告が表示されるという利点があります。この広告は以下のような見え方になります。
ご覧いただいたとおり、优酷(YOUKU)の広告はYoutubeの広告によく似たものがあると同時に、さらにバリエーションがあることがおわかりいただけたでしょう。いろいろな種類の広告が表示される分、ページの内容が煩雑になってしまいますが、中国人はそれを煩雑と思っておらず、むしろ海外の理路整然と効率化されたページよりは、优酷(YOUKU)のようなにぎやかな(どちらかというと煩雑な)ページを好むのです。この傾向についてはこちらのページで詳しく説明します。
[原文]
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