Googleとyahooがダメなら日本の情報をゲットするための検索エンジンはこれだ!
中国では共産党大会を前に党批判につながる言論統制を一層強化しており9月19日未明よりヤフー検索が利用できなくなっており、現地在留邦人の間で戸惑いが広がっています。そこで、日本人がよく利用している検索エンジンの9月25日現在の状況を調べてみました。また、中国のネット規制はなお厳しさを増しています。
日本向け情報源となる検索エンジン
中国滞在の日本人にとって日本の情報源となる検索エンジンは、「 Google 」が以前から使えず、「Yahoo!」は今回ダメになりました。トップページは開けるものの検索しようとするとエラーとなり使えません、ただし「Yahooニュース」と「Yahooメール」は使える状況です。そこで他のよく使われている「 Excite 」「Bing」「Infoseek」「goo」について中国で問題なく使えるかを調べてみると、「Excite」はトップページは開けますが日本国外からの検索利用は出来ません。「Bing」はトップページが開けて検索もできますが、日本国内向けの検索にはならず「中国国内用」か「世界用」となります。「Infoseek」もトップページは開けますが検索は「楽天会員ログイン」が必要で、会員登録してログインすれば検索可能です。そして「goo」がトップページは開けて問題なく検索が可能でした。結果的に「Excite」は使えず、「Bing」と「Infoseek」は難があり、今中国で使う検索エンジンとしては「goo」が推しのひとつです。ちなみに中国の「Baidu」ですが、こちらは日本のことを日本語でも検索できますが情報が少ないといった感じで、日本の情報源としては若干頼りになりません。
その他の検索エンジン
その他にも日本で使われている検索エンジンは多数ありますが、その内「「MSN」「livedoor」「「Biglobe」「Fresh eye」の4つが「グレートファイアーウォール」のチェック結果がOKであり使えそうな気もしますが、推しの「goo」が見つかりましたので詳しい確認はしておりません、あしからず。
yahooの次は中国ネット大手3社が
中国当局は10月18日に始まる5年に1度の共産党大会を控えネット上の言論統制を強める姿勢を明確にしています。9月19日にヤフー検索が利用できなくなったことに加え、9月25日には中国版ツイッターの「微博(ウェイボー)」、中国版LINEの「微信(ウェイシン)」、そして最大手の検索サイト「百度(バイドゥ)」の掲示板を運営するネット大手3社に対して、ことし6月に施行された「インターネット安全法」に違反したとして罰金を科す行政処分を下したと発表しました。発表は3社が「利用者が発信するデマやポルノ、テロなどに関する情報を十分に規制しなかった」としていて、当局は各社に管理責任を果たすよう求めたとしています。中国では当局が新聞やテレビの内容を規制していることもあって、ネット上が数少ない意見表明の場となっていますが、書き込みが政府や共産党にとって都合の悪い内容と見なされれば次々と削除されています。今回、大手3社が処分を受けたことでインターネット各社が、今後、利用者の発信内容を制限する動きを強めることが予想されます。
以上のように中国当局によるインターネット規制は厳しさを増しており、共産党大会の終了まではここに挙げた検索エンジンで今使えているものでも、何時突然に利用不可となるやも知れません。
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