中国で最も利用されているグルメランキングサイト「大衆点評」
大衆点評(ダーヂョンディェンピン)はアクティブユーザー数2324万人を抱えるグルメ評価アプリだ。中国の消費者による評価や投稿などを主体としており、ユーザー数の点では及ばないが、中国版「食べログ」とも言われている。
(出典:https://www.sohu.com/a/166713154_452858)
食べログとは?
食べログはネットでお店探しをする際に起こりがちな、実際に食べてみたら「想像とは違うお店だった。期待以下の味だった。」というような失敗をなくすために「失敗しないお店選び」をコンセプトにしたお馴染みの日本最大級のグルメサイトだ。月間7200万人以上が利用する人気プラットフォームである。
(出典:https://thepedia.co/article/%E3%80%8E%E9%A3%9F%E3%81%B9%E3%83%AD%E3%82%B0%E3%80%8F%E5%88%A9%E7%94%A8%E8%80%857200%E4%B8%87%E4%BA%BA%E7%AA%81%E7%A0%B4%EF%BC%81%E6%B1%BA%E7%AE%97%E3%81%A7%E8%AA%AD%E3%81%BF%E8%A7%A3%E3%81%8F/)
ランチ・ラーメン・焼肉・寿司・居酒屋・スイーツ・カフェなど、全国87万件以上の飲食店店舗を掲載し、ユーザーのグルメランキングや口コミと共に国内のレストラン情報を掲載している。実際に行って食べた人の評価や口コミが反映されているため安心なのだ。
(出典:http://user-help.tabelog.com/advertisement/)
大衆点評の特徴
食べログのようなサイトイメージと聞けば、グルメ主体と思うかもしれない。しかし、大衆点評は飲食店情報や口コミ投稿以外に、団体購入やレストランのネット予約、電子クーポンによるプロモーションなどの様々なサービスを提供している。
海外ではアメリカや日本・タイなどを含む1000を超える国と地域をカバーしており、3300万件以上の店舗登録数がある。主な機能として評価の書き込み・店舗登録・デリバリー注文・グループ購入・交通機関の座席予約などがある。
(出典:http://dianping-jcc.jp/about.html)
また、大衆点評のサービスはQQ・微信(ウィチャット)などのチャットツールや、ミニブログの微博との連携も可能だ。
訪日前の中国人の情報収集と動向
中国人の中には猜疑心が強い人もおり、人・物・情報などを安易に信用しない傾向にある。しかし、そんな中国人でも基本的に信用するのが口コミ情報だ。その為、買い物に関しても口コミをチェックしたりする。SNSを活用して情報収集を事前に行うのだ。
日本を訪れる中国人は、訪日前に自国で日本のサービスや製品について調査する。その際に、日本で訪れる店を探す時に利用する情報サイトが、この中国最大の口コミサイト大衆点評なのだ。中国人は大衆点評で見つけた日本店舗の口コミ情報をもとに、微博と微信でリサーチを行う。
そして中国人旅行客は、大衆点評・微博・微信から得た口コミ情報をもとに日本で訪れる飲食店や、買う製品や販売店を決める。また、日本に訪れた中国人ユーザーも口コミを投稿し、その店が書き込まれたことで知名度がアップすることもある。その結果、現在では、中国人の旅行の定番となった飲食店もあるのだ。
中国人の当たり前?
中国人は第三者の口コミをチェックしてお店の良し悪しを判断する。クーポンの割引があるため、それを目的として利用する中国人も多いようだ。お店に行く前に口コミとお得情報の有無をチェックするのが中国人の間では当たり前になっているのだ。