レッドカラーのiPhone 7とiPhone 7 Plus 中国での反響は?
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北京時間3月24日23時1分から予約受付
2017年3月21日、Appleは、鮮やかなレッドカラーのiPhone 7とiPhone 7 Plus (PRODUCT)RED Special Editionのリリースを発表しました。この新しい「レッドカラーのiPhone 7」は、3月24日から全世界でオンライン予約の受付と店頭販売が開始される予定で、中国でも現地時間23時1分からオンラインでの予約が開始されることになり、大変話題になっています。中国での販売価格はiPhone7が6188元から,またiPhone 7 Plus が7188元からと発表されています。
「RED」はエイズや結核、マラリア対策支援のプロジェクト
「RED」は、2006年に「エイズのない世代を作り出す」ことを目的に、ロックバンドのU2のボノ氏とNGO活動家のボビー・シュライバー氏とが発起人となって設立された、アフリカのエイズや結核、マラリアといった感染症対策を支援するプロジェクトです。AppleやGAP、ナイキ、スターバックスコーヒー、コカ・コーラなどの国際的な企業が共通ブランド「(PRODUCT)RED」で自社の商品やサービスを販売し、その売り上げの一部やイベント・キャンペーンなどで集められた寄付金が「世界エイズ・結核・マラリア対策基金(グローバルファンド)」に直接寄贈され、消費者は「(PRODUCT)RED」ブランドの商品を購入することを通してアフリカのエイズや結核、マラリア対策に貢献することができます。
中国の「レッドカラーのiPhone 7」には欠けているものがある?
ところが、中国国内向けのアップルのオフィシャルサイトでは、この新しい「レッドカラーのiPhone 7」のリリースを告知する画面では「紅色特別版」とだけ表示されていて、「RED」の文字が見当たらず、(PRODUCT)REDとして、アフリカのエイズや結核、マラリア対策を支援するプロジェクトに売り上げの一部が寄付されることには全く触れられていません。このことも、「海外の「レッドカラーのiPhone 7」にはあるのに中国版の「レッドカラーのiPhone 7」には欠けているものがある!」としてネット上で話題になっているようです。(PRODUCT)REDのことが何も説明されていないのは。「Appleが中国国内でエイズ患者が増加している状況に特別な配慮をしたからではないか?」という見方もなされたりしているのですが、2017年1月1日から施行された「境外非政府組織境内活動管理法」によって、「外国のNGOは中国国内で政治活動や営利活動に従事したり資金援助を行うことができないと規定されているため」というのが最も有力な説のようです。
赤は中国人のソウルカラー
日本国内では、広島カープや浦和レッズのファン向けか?と一部では言われたりもしているようですが、中国でもいろいろな感想や意見がみられます。「赤だから春節に向けて発売すればよかったのに」という意見や、「赤と白との組み合わせはどうよ?」あるいは「スマホケースに入れたら何色かわからない」いう感想もあるようです。「赤」は中国人にとってソウルカラーとも言える特別な色なので、3月24日の予約開始に向けて「レッドカラーのiPhone 7」が話題になることは間違いなさそうです。
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