2017年 中国国民の旅行事情とは?
『途家2017民宿短期賃貸報告:1990年代生まれの旅行は思いついたらすぐ出発、最も「リッチ」な宿泊客は27万元費やしサービスマンション5部屋に宿泊』
今回、北京の男性オーナーと上海の女性オーナーは引き分けでした。
中国国民の旅行のクオリティに対する要求は高まり、宿泊ニーズにおいて多様化・差別化傾向が認められます。
3月1日夜、36氪が把握したところによると、民宿・短期賃貸予約プラットフォームの途家は『2017年民宿・短期賃貸発展報告』を発表しました。報告では、2016年と比べると、途家の民宿の2017年GMV(流通総額)は前年同期比3倍増で、中国民宿業界も資本市場での人気、旅行客の評価上昇というマクロ環境のもと、持続的成長の傾向にあります。
途家のビッグデータから、民宿業界の全体状況と観光客の旅行習慣にも以下のような傾向あることがわかります。
観光客の旅行習慣
約57%のユーザーが「随訂随住(予約してすぐ宿泊する)」を選択しています。その内41%が当日予約・当日宿泊、16%が前日予約で、「随訂随住」の主力グループは1990年代生まれです。1ヶ月前から民宿を予約するユーザーの多くは海外への旅行者で、平均予約日数は30.8日ですが、国内の場合は平均4日です。84%のユーザーの旅行期間は1~2日間で、短期の旅行や旅歩きが民宿の主な傾向です。
成都・上海・北京・重慶・広州・三亜・青島・杭州・西安・厦門は、2017年国内民宿宿泊人気都市TOP10で、間夜量(宿泊している部屋数×宿泊日数)は全国の6割を占めています。海外のTOP10都市ランキングは、大阪・東京・京都・宮古島・プーケット島・バンコク・チェンマイ・パタヤ・ソウル・シンガポール・サバで、これらの都市は海外都市の間夜量の8割を占めています。
国内外の民宿の料金
国内民宿の平均料金は401元/泊で、最も安いのが7月、最も高いのが8・9・10月で、繁忙期は閑散期より76%も値上がりします。海外民宿の平均料金は744元/泊で、最も安いのが9月、最も高いのが4・10・12月で、繁忙期は閑散期より29%値上がりします。それで海外旅行は、国内で繁忙期に当たる9月に行くのが良い選択です。
国内の8都市では平均宿泊料金が1泊1000元を超えますが、その中で千島湖・ヤブリ・湖州の平均料金は1500元を超え、ヴィラが主流です。海外の平均宿泊料金TOP5は千葉・足柄下郡・静岡・鳥取・和歌山といずれも日本の都市で、その多くはヴィラと日本式旅館であり、平均料金は2000元を超えます。
民宿経営者と観光客像
民宿経営者は男性の割合が高いですが、北京の男性オーナーの数と上海の女性オーナーの数はあまり変わりません。年齢的には、1980年代生まれの経営者の割合が最も高くて45%に達し、それに続くのが1990年代生まれで34%を占めています。
最も若いオーナーは南昌出身の19歳の男性で、すでにオーナー歴1年です。上海の最高齢70歳のオーナーは、同時に民宿で最も稼いでいるオーナーにもなり、2017年の累計収入は374万元でした。最もリッチな宿泊客は27万元かけて、天津の国際貿易センターのサービスマンション5部屋に宿泊しました。
注目すべきは、3月1日午後、途家が「新途家新征程(新しい途家、新しい旅路)」戦略発表会を開き、新プラットフォーム・新機能の集合に基づいた新途家グループのマトリックスを正式に発表したことです。
36氪が把握しているところによると、途家・携程民宿・去哪儿民宿は主に国内の中高級民宿をカバーし、螞蟻短租は若者向けに、主にコストパフォーマンスが高い民宿を重点的に扱っています。このほか、新途家の海外事業部は元大魚自助游グループと途家海外業務部がバージョンアップして構成されており、大魚游団が統一し責任を負います。
取材によれば、今回の合併後、新途家の海外業務はすでに全世界1037の目的地をカバーしており、40万件以上の民宿の供給源を持っています。
途家は発表会の席で業界初の『民宿格付け基準』白書も発表し、民宿のハードインフラ・安全衛生・サービス保障などの面でさらに多くの要求基準を提示したことを36氪は把握しています。
[原文]
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