中国人インバウンド接客法(自然観光地、歴史遺跡巡りの紹介)
以前の中国人観光客の目的は「爆買い」で有名なほど、買い物がメインの旅行者が多くを占めていました。最近の中国人旅行者の目的は、現地の伝統や生活習慣を理解したり、歴史的建造物を巡る観光スタイルに移行しつつあります。
ロケ地巡りが中国人観光客に人気です!
中国では、著名映画や人気ドラマの「ロケ地巡り」が急増しているようです。
中国の大手旅行予約サイト・シートリップによると、これまであまり関心を持たれてなかった東欧のクロアチア・アイスランド・北アイルランドなどを訪れる中国人観光客が増えていると報じています。
同サイトを通じて、クロアチア旅行を申し込んだ人数は前年同期比で300%も増え、アイスランドも150%増えており、20代前後の旅行者が多くを占めているといいます。
この現象は海外メディアでも報道され、アメリカの人気ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」第7シーズンがネットで放映されて以降にロケ地が注目され、「欧州を訪れる中国人観光客が必ず選ぶ目的地」になったと指摘しています。
訪日中国人の人気スポット!
東京や大阪の街歩きや周辺の観光地巡りに加え、最近では春の桜・夏の花火・秋の紅葉巡りに人気があります。大自然が広がり溫泉が多い北海道や、海に囲まれ琉球文化が発展した沖縄県も、そこにいかなければ体験できない独自性があり関心をもつ訪日中国人が増えているようです。
観光地と名所ランキングでは富士山・江の島・浅草寺・お台場の順で人気があり、江の島は湘南を舞台とした人気バスケットボール漫画「スラムダンク」の影響があるようです。
また、訪日中国人旅行者のトレンドとして、日本のアニメの聖地巡りが増加しています。
大ヒット映画「君の名は」中国でも公開されて以降、映画の舞台のモデルとなった岐阜県「飛騨高山」市内のJR駅や神社などが、映画にそっくりな場所ということで一気に人気観光地となりました。
日本ならではの体験型「コト消費」への発信!
最近の訪日中国人観光客の訪日目的は、ショッピングの「モノ消費」から、体験型の「コト消費」への意欲が高まっています。
日本の豊かな四季・名所・遺跡は多く存在しています!名所地や自然観光地のきめ細かな情報発信が必要と思われます。
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