ミニプログラムユーザー4億人突破!より効果的なプロモーションとは?
最近のWechatの動きは幅広く、その一つ一つがインターネット業界全体に波乱を巻き起こしています。本文が言及する主な内容は以下の通りです。
・Wechatダイレクトサービスは新カテゴリのクローズドデータテストを公開
・Wechatアクセス量を利用してユーザーを獲得する方法
・ミニプログラムユーザーのコンバージョンレートを向上させる方法
目次
Wechatダイレクトサービスは新カテゴリのクローズドベータテストを公開
Wechatのダイレクトサービスは、新たなカテゴリのクローズドベータテストを公開し、より多くの新たなダイレクトサービスカテゴリの開拓、ダイレクトサービスのユーザーエクスペリエンスの強化をしようとしています。現在、クローズドベータテストに招かれた開発者は、率先してドッキングの研究を行っています。
今回でWechatは、3回目の「ダイレクトサービス」機能のバージョンアップです。「搜一搜」(検索機能)も検索、インタラクティブ、転化の3段階を経ました。現在、Wechatは「搜一搜」によるこの大規模な流動量をコンテンツ、アプリケーション、サービスへと導こうとしています。
一方、最近では、Wechatの「搜一搜」機能の更新速度は明らかに速くなっています。Wechatのバージョン6.6.6では、チャット画面上部の検索欄と「発見」タブ下に「搜一搜」があり、公式アカウント、モーメンツ、記事、百科事典、小説、音楽、ミニプログラム、ステッカー、問答、計10種類を含む、多くの種類豊富な検索結果やコンテンツにアクセスできるようになりました。もし、上記の機能がすべてユーザーエクスペリエンスに向けられていると言うなら、今回発表する新しい機能は、業界に「実現と変革」をもたらす重要な機会となるでしょう。
クローズドベータテストは標準的
昨年7月より始まったミニプログラムの浸透とアプリシーンの拡大に伴い、「ダイレクトサービス」という新しい言葉が我々の間でも良く知られるようになりました。
「ダイレクトサービス」をWechatは公式に次のように定義しています:
Wechatのダイレクトサービスは、Wechatユーザーが迅速にサービスを見つけるための機能。
例えば、Wechat内で「天気」、「映画のチケット」に関するキーワードを検索すると、すぐに関連したサービスを見つけることができます。その他これに類したもので、飛行機のチケットや列車のチケットを買う場合やフライトの検索、映画のチケットを買う場合などすべて、検索結果の中で直接ユーザーにミニプログラムのサービスを提示します。
現在、Wechatはこの入り口を企業に公開しており、一定の資格がある企業は、クローズドベータテスト(試用)の申請をすることができます。
知る限りでは、今回のクローズドベータテストは招待制となっており、独占データを持つサービス提供者、ユーザーの週間アクセスが比較的活発であると認定されたサービス番号が参加招待されます。サイト内で招待のサービス番号を受け取ると、公式アカウントの管理画面で「ダイレクトサービスエリア」の入り口を見ることができます。
いわゆる独占データを有しているというのは、主に権威的であり、Wechatが承認したデータのことを指します。例えば、京东(JD.com)はユーザーの消費行動、時間帯による出荷タイプ、ユーザーの性別による消費嗜好などのユーザーデータを提供します。眼科からは眼科学や医療データ、長期患者の分析データなど、これらはすべて独占的なデータです。
3ステップを経た12の主要業界に公開
最後に、企業は下記の3つのステップを通してアクセスが完了します。
1)製品計画、予想される検索ワードを含む提示形式とデータ情況説明をオンラインで提出
2)予想される検索ワード、設計案、APIインターフェースを含む実現計画の確認
3)開発ツールを使用し開発完了後、リリース
具体的には「ダイレクトサービス開発文書」に示されている
「ダイレクトサービス」機能は、そもそもどのような独占データを所有する提供者が招待されるのでしょうか?今の所すでに概要がオープンになっているのは、交通、旅行、飲食、宅配便など12の主要業界、計48業種です。
Wechatアクセス量を利用してユーザーを獲得する方法
Wechatへの膨大なアクセス量を見ると、基本的に各業界の各階層を網羅しており、あなたのターゲット顧客は、基本的に全てこの中に存在します。このような膨大なユーザーはどこにいて、あなたはどのように獲得しに行けばよいのかについて、下記にて全体的にお話しようと思います。
(オフライン)QRコードスキャン
中でも実店舗で最も一般的によく使用される方法は、QRコードのスキャンです。(オフライン)紙媒体でのプロモーションを通じてユーザーを呼び込んでいます。企業は、(オンライン)ミニプログラムと(オフライン)実店舗とを組み合わせたプロモーションを行うことで、ユーザーが気軽により良いサービスを楽しむことができます。
付近ミニプログラム機能
メーカーが、付近ミニプログラム機能を開通させるということは、Wechat上に店を構えるのと同じようなことです。5キロ圏内の人は、皆おそらくあなたの店を見ることができます。また、付近に存在するミニプログラムが読み込まれたら、メーカーが表示される機会は更に増え、より正確になります。
現在、毎日ここから来た30~50のアクセスがすべてあなたの潜在的な顧客となります。いつでもあなたの店で消費することができます。
もし、あなたが近くで食事をしたい場合、2件のレストランのミニプログラムを見た場合、1件目はただ住所と電話番号だけの記載、もう1件はメニュー、会員カード、割引クーポンすべて揃っていたとしたら、あなたはどちらのレストランを選択しますか?
このように、現在ミニプログラムを作る際には、単に簡素化されたミニプログラムだけを作ることはできず、ページが美しく、機能も充実しているミニプログラムを作らなければいけません。
検索機能
Wechat内での検索から、ミニプログラムのダイレクトサービスがスタートしました。多くのクローズドベータテストの資格を持った企業が、この検索機能によりアクセス数増大の恩恵を受けています。
クローズドベータテストの資格を持っていなくても大丈夫です。検索しやすい名前を選べば、毎日検索からミニプログラムを訪れるユーザーは300人近くいます。つまり、300人もの潜在的な顧客があなたの店の前にいるということを示しています。
また、「搜一搜」(検索機能)がバージョンアップされるごとに、この入り口はミニプログラムの流動効果にとっても次第に明らかになってくると思います。
公式アカウントの流動
すでにWechat公式アカウントを持つメーカーや企業にとって、自分のWechat公式アカウントを利用してミニプログラムへ流動させることができます。
現在、1つのWechatからミニプログラムからは最高で500件の公式アカウントと連動させることができ、このゲートを開くことができれば、流動効果は言わずともわかることです。
ミニプログラムユーザーのコンバージョンレートを向上させる方法
我々が以前、ミニプログラムを運営していたときにある現実に直面することになりました。それは、コンバージョンレートの問題です。これに関して、我々は心を落ち着かせて考える必要があります。結局、業界ごとでそれぞれ属性が違いますので、直面する問題もおのずと違ってきます。しかし、我々の分析した結果では、下記のような結論が出ました。
魅力的なページが必要
ミニプログラムは、簡素化されたアプリです。重要なのはやはり、“ミニ”と強調された言葉です。これは、ミニプログラムのページは簡潔でなければいけないことを示しており、これにより一気にユーザーの視線を奪うことができるのです。
また、コンバージョンレートを向上させたい場合、ユーザーの操作は必ず明確でなければいけません。少なくとも彼らにすぐに支払いルートを見つけさせる必要があります。
キャンペーン活動の“効果”
ミニプログラムを展開していくにあたり、一連のマーケティング活動は避けられません。また、キャンペーン活動の作用は、メーカーに赤字覚悟で声を上げることではなく、ユーザーに買うことで儲けられるという一種の感覚を生み出させることです。
よく見かける販促活動は、例えば、期間限定特価、1つ買うと1つプレゼント、満額になると粗品がもらえる等のキャンペーンです。メーカーはそれぞれの消費者グループに合ったそれぞれの販促活動を行う必要があります。顧客に安いと思い込ませるのです。
ユーザーによるシェア
ユーザーによるシェアは、ミニプログラムを広められるか否かの重要なポイントです。コーヒーでさえ、三時間もあれば10万人のグループにすることができますが、これはまさにユーザーのシェアによるものです。私も多くの安売り店を見たことがありますが、売上は思わしくありません。この敗因は十分なメカニズムを構築できておらず、ユーザーにシェアさせるように仕向けていないからです。
コンテンツアシスト
コンテンツ+eコマースのモデルは、すでにeコマース業界の新たなルートとなっています。公式アカウントを通じて、長期的にコンテンツを作り上げ、フォロワーと一定の感情的繋がりを生み出し、そしてまた、ユーザーの購買意欲を掻き立てます。大規模な広告を投じたり、専門的な内容を作るeコマース企業は、このような道を辿るのです。
[原文 : http://www.opp2.com/79622.html]
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