「中国人+通販+偽者は嫌だ=【唯品会】で買う」
中国での買い物と言えば、いわゆる「假货」と呼ばれるニセモノをつかまされると聞いた事があると思います。外国人相手に観光名所等であきらかにニセモノとして売る5000円のローレックスや8000円のヴィトンのバックであればお互いに納得しているのでかまいませんが(法律的にはもちろんNGですが)一見ちゃんとしたお店で本物だと思って購入したブランド品がニセモノだったら、外国人であろうと中国人であろうと納得いかないでしょう。今までは本物を求める人々の為に国営の友誼商場や老舗のデパートが、高価格と引き換えに信用を得て来ましたが、現在安さを売りにするネット通販においてもその信用を売りにするECサイトが登場しました。
唯品会は100%本物を旗印にブランド品を主力に展開している2012年にはアメリカでも上場を果たしたECサイトです。20-40代の女性をターゲットに衣服、化粧品、家電や子育て関連商品を中心に販売しています。
3つの約束
一、「100%本物」。数多くのブランドとライセンス契約を交わし、また保険会社最大手の太平洋保険公司と提携し、商品がニセモノであった場合全額を補償するサービスを展開しています。
二、理由を問わず7日以内の返品が可能。家電や家具、下着、高級品等の特殊でも未使用で一定の条件を満たせば返品が可能です。
三、返品の際の運賃負担。唯品幣と呼ばれる電子マネーで10元相当の補償がされます。
海外製品の充実
ニセモノと言えばやはり海外ブランドを模倣したものがほとんどです。英語のスペルの間違いやおかしな日本語など私達が見れば一目でわかるものですが、中国人の方々にとってはなかなか見分けのつかないものです。上記のような見た目のニセモノならまだ恥ずかしいだけで済みますが(もっとも誰かが気づけばの話ですが)これが食品の場合は大きく話しが変わってきます。一昔前の肉まんの中身がダンボールで作られていたニュースを覚えていらっしゃる方が居ると思いますが、現在状況は少しも変わらず先日は「肉松」と呼ばれる中国式肉でんぶが実は肉ではなく綿を着色していたなどと言うニュースもありました。そんな中国で特に求められているのが海外の赤ちゃん用ミルクです。中国ではニセモノのミルクで多数の赤ちゃんが死亡した事件もあり、中国の母親達はミルクに対して特に敏感になっています。唯品会では海外のミルクも多く扱っており非常に歓迎されています。
今後の問題
良いことづくめの様な唯品会ですが、今後の問題はあるのでしょうか?ネット上ではニセモノをつかまされた上保証も出来なかったなどと言う書き込みもあります。これが本当の情報なのかそれとも競争相手が陥れる為に書き込んだものなのかは真偽が不明です。しかし、銀行で引き出したお金にも偽札が含まれているお国柄ですので、100%ニセモノを防ぐ事は不可能と言えるでしょう。今後万が一ニセモノがあった場合に如何に誠実に消費者に向き合っていけるかが課題と言えるでしょう。
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