国土交通省“訪日外国人向け防災サイト”開設
国土交通省は8月24日、2020東京オリンピックで訪日外国人が増えることから、防災に役立つサイトを新たに開設しました。 開設された「防災ポータル」は、日本語・英語・中国語・韓国語の4カ国語に対応しており、東京都の防災情報や国交省のハザードマップなど、これまで別々に運営していた75のサイトをまとめたものです。この「防災ポータル」の概略を紹介いたします。
「防災ポータル」の概要
新たに開設された「防災ポータル」は、首都直下地震に備える防災情報をまとめた被害想定から交通情報まで、これまでばらばらに提供されていた75の関係機関のサイトを集約したもので、「今から知っておくべき情報」と「災害時に見るべき情報」に大別して構成されています。身の守り方などの防災知識から、被災時に欠かせない交通や避難所の情報まで、関係機関がそれぞれのサイトで発信していた内容を、一括で調べることができ、被災時に調べる手間を減らすのが狙いです。また当サイトには、防災情報のほか、鉄道の運行状況などの普段から活用できる情報も掲載されています。現在は日本語・英語・中国語・韓国語の4カ国語に対応していますが、今後はオリンピック・パラリンピックに向けて多言語対応範囲を広げていくとともに、オリンピック・パラリンピック関連のイベントなどを通して、海外や国内に周知していく考えで、国交省の担当者は「とりあえずこのサイトさえ見てもらえれば、必要な情報に行きつけるようにつくった」と話しています。
「防災ポータル」の構成
今から知っておくべき情報
<被害想定>
首都圏で起こりうる自然災害について、想定される被害状況やハザードマップ等を見ることができます。
<身の守り方>
災害の基礎知識や、災害時に身を守るための知識を見ることができます。
<路線情報>
都内近郊の路線図を見ることができます。
<私たちの取り組み>
国土交通省をはじめ、行政が取り組む災害対策などの情報を見ることができます。
災害時に見るべき情報
<被害状況>
リアルタイム情報や速報等により、災害発生後、いち早く被害の状況を調べることができます。
<気象状況>
気象庁による気象情報のほか、国土交通省・東京都による雨量や放射線測定結果などを調べることができます。
<逃げるための情報>
避難所等の防災施設を検索できます。
<交通状況>
通行可能な道路情報や交通規制などの道路交通情報をはじめ、鉄道・航空各社の情報を調べることができます。
<被災者支援情報>
被災企業の経営サポート、避難所や防災センターの基礎知識、行政の防災情報、防災施設を検索できる防災マップを見ることができます。
<安否情報>
災害用伝言サービスや安否情報検索サービスから、知人の安否情報を調べることができます。
関係機関のリンク
<首相官邸>
・東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会推進本部
http://www.kantei.go.jp/jp/headline/tokyo2020/
<東京都>
・東京都オリンピック・パラリンピック準備局
https://www.2020games.metro.tokyo.jp/
・2020年オリンピック・パラリンピック大会に向けた多言語対応協議会ポータルサイト
http://www.2020games.metro.tokyo.jp/multilingual/
<東京2020組織委員会>
https://tokyo2020.jp/jp/
<公益法人日本オリンピック委員会>
http://www.joc.or.jp/
<公益法人日本パラリンピック委員会>
http://www.jsad.or.jp/paralympic/
<国際オリンピック委員会公式サイト>
https://www.olympic.org/
「防災ポータル」URLは http://www.mlit.go.jp/river/bousai/olympic/index.html です。
当「防災ポータル」は首都直下地震に備えた防災情報をまとめたものであり、関東にお住まいの方には“今から知っておくべき情報”各項目の詳細に目を通していただき、上記URLをスマホのお気に入りに登録しておくことをお勧めいたします。
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