2017年中国ショート動画アプリの動向
中国のインターネットモバイルの専門調査研究会社QuestMobile(貴士移動)が発表した「2017年インターネットモバイルQ2夏レポート」によるとモバイル動画部門では、一下科技(Yixia)傘下の秒拍(Miaopai)ミャオパイが月のユーザー数2.86憶でショート動画業界の第一位を占め、傘下の一直播(Yizhibo)は月ユーザー数5970万で放送業界のトップの座を奪うことに成功しました。
一方、Tencentから3.5憶ドルの融資を受け、天を飛ぶ鳥を射抜く勢いで伸び続けている快手(Kuaishou)は月ユーザー数1.29憶で第二位のとなり、土豆(Tudou)が月ユーザー数3013万で第三位となりました。
秒拍(Miaopai)ミャオパイが一位となった背景
秒拍(Miaopai)ミャオパイの月ユーザー数は快手(Kuaishou)の倍より多くなっています。
「2017年インターネットモバイルQ2夏レポート」は、単独のAPPユーザーに対して統計してのではなく、全てのネットワークにおいてAPP企業の全ユーザーの価値に対してサンプリングを行っています。 別の角度から調査すると結果は変わるかもしれません。例えば、月次合計時間上位のAPPランキングの場合、快手(Kuaishou)と王者荣耀(おうしゃえいよう)のオンライン合計時間は驚くほどの良い結果になると思われます。
今回の調査は中国のショート動画の二大勢力、秒拍(Miaopai)ミャオパイと快手(Kuaishou)の異なる特徴やメリット、デメリットを反映したとも考えられます。
初期のAPPの多くは長時間にわたって孤立された情報の島のように、人とインタネット間の直接リンクを遮蔽したため、人とインタネットの交流はAPPの枠に囚われ、検索エンジンもAPPにはお手上げでした。この現象は同時流行ったゲームの名前になじんで「孤島危机(Crysis)」と呼ばれていました。
インターネット業界細分化により、この問題もすこしつづ解決されています。その証拠として今回の調査では秒拍(Miaopai)ミャオパイが第一位になりました。
秒拍(Miaopai)ミャオパイと快手(Kuaishou)の比較
快手(Kuaishou)は限られたユーザーの内向けサービスであるが、秒拍(Miaopai)ミャオパイは最初からインタネット上すべてのユーザーに向けるサービスです。 この二種類のサービスには優劣を付けず、それぞれメリットがあります。
秒拍(Miaopai)ミャオパイは外向けサービスのため日常でweiboなど各クライアントから秒拍(Miaopai)ミャオパイのロゴがついているショート動画を目にすることが可能です。
快手(Kuaishou)はシェア機能がなく、主にQQなどのアプリで学生ユーザーを主役として24歳以下未婚男性に集中しています。快手(Kuaishou)は中小都市の若者ユーザーに圧倒的に 高い市場浸透率を誇っており、ほどんとか固定ユーザーです。
秒拍(Miaopai)ミャオパイと快手(Kuaishou)は相補的
秒拍(Miaopai)ミャオパイ飛躍な発展を成し遂げた所、快手(Kuaishou)はどうするべきかを見てみましょう。
まず、快手(Kuaishou)の顧客ターケット層が狭い故に内容もかぎられているところです。
次は、中身の成長の解決に着手し、投稿作者へのご褒美を設けるが、同時に投稿内容を損なわないように注意するところです。
また、もっと広い顧客層を開拓するところも大事です。
秒拍(Miaopai)ミャオパイの視線からみますと、短期間内秒拍(Miaopai)ミャオパイのライバルは秒拍(Miaopai)ミャオパイの真似する新興APPであり、快手(Kuaishou)ではありません。
秒拍(Miaopai)ミャオパイと快手(Kuaishou)は相補的商品であり、将来提携する可能性もあるかもしれません。
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