日本で支付宝(アリペイ)が使える店まとめ
中国で約8.7億人の利用者がいると見られ、日本でも約4万店で利用可能だ。2016年、日本では、中国人が頻繁に訪れる空港や都市部の百貨店、家電量販店、コンビニ、アパレルなどの小売店で導入され、2017年は地方のローソンやJTBの提携するホテル、飲食店でも対応が進むなど、日本全国へ広がりを見せている。
(出典:http://baijiahao.baidu.com/s?id=1600060850744873862&wfr=spider&for=pc
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1605683872490579757&wfr=spider&for=pc)
ローソンでは、キャッシュバックやポイント、割引クーポンなど、支付宝の利用を促す取り組みも進んでいる。支付宝の運用会社であるアントフィナンシャルサービスグループは、中国人だけでなく、日本人の利用も視野に入れる方針だ。
日本で支付宝を導入する主な店舗
業態 | 企業名 |
百貨店 | 東急百貨店 |
近鉄百貨店 | |
大丸松坂屋 | |
そごう・西武 | |
高島屋 | |
東武百貨店 | |
コンビニ | ローソン |
セブンイレブン | |
ファミリーマート | |
家電量販店 | ビックカメラ |
ヤマダ電機 | |
エディオン | |
ドラッグストア・ディスカウントストア | ドンキホーテ |
キリン堂 | |
杏林堂 | |
空港 | 関西国際空港 |
成田国際空港 | |
羽田空港 | |
中部国際空港 | |
アパレル・日用雑貨 | 無印良品 |
ユニクロ | |
旅行 | JTB |
日本ビューホテル |
ローソンでアリペイ決済すれば割引クーポンやポイントがもらえる
日本の小売店などでは、支付宝のほか、中国でスマホ向けチャットアプリ、微信(ウィチャット)を展開しているテンセントの電子決済サービス「微信支付(ウィチャット ペイ)」の導入もで進んでおり、支付宝と微信支付の間で、電子決済サービス利用者の獲得争いが加熱している。
支付宝は、日中両国で店舗展開するローソンで、割引クーポンやポイントなどの特典により利用者の囲い込みをするとともに、新たな集客にも繋げたい考えだ。日本国内のローソンで支付宝が利用できる店舗は、約1万3000店。また、中国には1600店のローソンがある。
(出典:http://www.lawson.co.jp/company/news/detail/1290906_2504.html
https://toyokeizai.net/articles/-/227493)
日本国内のローソンでは、支付宝の利用者に購入金額の1~5%を目安にキャッシュバックし、アリババグループのネット通販などで使える割引券も配布している。
中国からの訪日客が増える7月から8月は、期間限定で買い物金額に応じて一定額を還元するポイント機能を導入。日曜日から木曜日に、日本または中国のローソンで支付宝を使うと、ポイント機能で貯まったボーナスを、同じ週の金曜日と土曜日に、日本または中国のローソンで現金のように使えるのだ。
また、中国のローソンで支付宝を使うと、日本のローソンで利用できる、「からあげクン」30円割引クーポンがもらえる。また、日本のローソンでは、中国のローソンで利用できる人気飲料の2元割引クーポンも配布している。
(出典:https://www.lawson.co.jp/company/news/detail/1304201_2504.html)
支付宝利用者に対するキャッシュバックなどの特典は、ヤマダ電機やドン・キホーテなどでも取り組み事例があり、今後、支付宝を巡るサービス競争の加熱により、日本で一層の支付宝利用者が増えることが見込まれているのだ。
(出典:http://www.donki.com/updata/news/160127_IUysG.pdf)
JTBは全国の観光施設2000軒に導入へ
日本では、支付宝の導入をきっかけに中国からの訪日客を地方へ集客しようとする動きもある。JTBは3年以内に全国約2000軒の観光施設に支付宝を導入する予定だ。JTBはアリババグループと代理店契約を結んでおり、提携先のホテルや旅館、飲食店、レンタカー店などに支付宝導入を提案している。
(出典:http://www.travelvision.jp/news-jpn/detail.php?id=78111
https://www.softbank.jp/corp/group/sbm/news/press/2015/20151028_01/)
都市部での支付宝導入を皮切りに、地方のコンビニや空港でも着々と導入が進められており、近い将来日本全国で支付宝が使えるようになりそうだ。