
【参加無料】海外ビジネスEXPOとは?海外営業が“海外市場調査のヒント”をつかむ展示会
目次
1.海外ビジネスEXPOとは?海外営業・BtoB支援に特化した展示会の概要
日本最大級の海外ビジネス展示会としての位置づけ
海外ビジネスEXPOは、海外営業やBtoB企業に特化した、日本最大級のビジネス展示会です。2015年の初開催から年々規模を拡大し、累計参加者数は38,000名を突破。公的機関から民間の専門企業まで多彩な出展者が揃い、海外進出に関するあらゆる情報が一堂に集まる場となっています。来場者は無料でブース見学や個別相談、セミナー参加が可能で、特に「何から始めればいいかわからない」企業にとって、最初の一歩を踏み出すための“総合相談所”的な役割を果たしています。
2025年の開催スケジュールと注目会場(東京・大阪ほか)
2025年は全国5会場での開催が予定されており、それぞれに異なる特色があります。2月にはオンライン開催(2/19〜21)で世界各国のトレンドに触れられ、6月は大阪(6/27)、7月は北海道(7/25)、9月には東京(9/11〜12)、10月は九州(10/28)と続きます。地域ごとのニーズに合わせた出展・セミナー構成になっており、訪れる地域によって異なる“市場調査のヒント”を得ることができます。すべて事前登録制で参加費は無料。初心者でも気軽に足を運べる点が好評です。
なぜ今、注目されているのか?時代背景と課題意識
円安の継続や国内市場の成熟化により、多くの企業が海外市場に活路を見出そうとしています。一方で「どの国を狙えばいいか分からない」「現地情報が少ない」「信頼できるパートナーがいない」といった課題が壁になりがちです。海外ビジネスEXPOは、そうした悩みを持つ企業のために、最新情報・成功事例・相談窓口が揃う“オープンな場”として注目されています。単なる情報提供にとどまらず、ネットワークや実践的なヒントを得られるイベントとして、全国の経営者や営業担当から高く評価されています。
2.展示会で得られる3つのメリット|海外市場調査・営業支援・人脈形成
海外市場調査の“ヒント”を効率よく得られる
海外市場を調査する際、ネットの情報だけでは精度に限界があります。海外ビジネスEXPOでは、現地に詳しい専門家や支援企業と直接話すことで、生きた市場情報を得られるのが大きなメリットです。国別のブースゾーンや個別相談ブースでは、「この国ではどんな業種が伸びているのか」「どういう販売チャネルが主流か」など、実践的なヒントが得られます。セミナーでは国ごとの経済動向や消費者トレンドも紹介されており、特に初めての海外展開を検討する企業にとって、方針策定の材料を一度に収集できる機会として高く評価されています。
営業支援パートナーや支援機関との出会い
海外展開に必要なのは、自社だけで完結できない支援リソースです。展示会場には、現地法人設立を支援する行政書士や、翻訳・マーケティングの専門企業、さらには海外物流や越境ECに強い企業などが集結しています。これらの出展者と直接対話することで、自社に最適なパートナー候補を見つけることができます。しかもその場で商談ができることもあり、実際に「展示会で出会った企業とその後契約につながった」という事例も多数報告されています。比較検討が一日でできるという意味でも、非常に効率的な営業支援の場となっています。
他の参加者と情報交換できるネットワーク効果
展示会は出展者との出会いだけでなく、来場者同士の交流も貴重です。似たような課題を持つ企業同士が、ちょっとした会話から情報交換を行い、新たなヒントを得ることも少なくありません。たとえば「うちはこうやって東南アジアに販路を広げた」「この業者と組んだら輸出がスムーズになった」といった体験談は、教科書には載っていない実務的な価値があります。交流エリアやセミナー後の名刺交換タイムを活用することで、業種や地域を超えたネットワークが自然に広がり、次の一手に役立つ関係性が築かれていきます。
3.どんな企業が出展している?注目ジャンルと過去の出展事例
市場調査・進出支援・現地法人設立などのプロが集結
海外ビジネスEXPOの出展者は、海外進出をトータルで支援するプロフェッショナルばかりです。中でも、現地市場の動向や競合情報を提供する市場調査会社、進出戦略を策定するコンサルティング企業、そして現地法人の設立や法務・会計対応を行う専門家が多く集まります。国ごとに異なるビジネス慣習や制度に対応した支援を提供しており、参加者は複数の候補とその場で比較検討できます。
越境EC・SNS運用などデジタル活用系出展も充実
デジタルを活用した海外展開に注目が集まる中、越境ECやSNSマーケティングに強い企業の出展も増えています。たとえば中国向けにWeChatを活用した販路拡大支援、アメリカ市場向けのShopify構築支援など、国別・媒体別の専門サービスが揃います。現地ユーザーの声を反映したコンテンツ翻訳や、多言語でのクリエイティブ設計など、マーケティングと連動した相談も可能です。
物流・法務・外国人人材支援などインフラ系も多数
物流会社や通関代行業者、国際税務に強い法律事務所、外国人材の紹介会社まで、インフラ系支援企業も多く参加しています。自社では対応が難しい領域をアウトソースできる点で、特に中小企業からのニーズが高く、実務に直結するパートナー探しの場として機能しています。必要なピースを埋める“最後の一手”と出会えるチャンスにもなっています。
4.来場者の声から見る“展示会のリアル”
海外営業初心者が得られた気づきとは?
初めて海外営業に取り組もうとする企業にとって、海外ビジネスEXPOは“何が分かっていないのかが分かる場”でもあります。展示会では、自社に合ったターゲット国の考え方、初期段階でやるべきこと(競合調査、商流の把握、現地の法制度など)を無料で学べる機会が豊富にあります。初心者が最初にぶつかる“情報の断絶”を埋めてくれる場として、多くの参加者が「目から鱗だった」と感じているようです。
事業拡大フェーズの企業が得た商談機会
すでに海外展開を始めている企業にとっても、この展示会は“次のステージ”を探る場です。たとえばアジア市場に進出済みのある食品メーカーは、新たに中東市場への展開を検討していた際、現地法規制に詳しいコンサル企業と展示会で出会い、のちにパートナー契約に至ったそうです。こうした事例は珍しくなく、実際の来場者アンケートでも「具体的なビジネスにつながる出会いがあった」との声が多数寄せられています。
来場者が語る「行ってよかった」ポイント
「こんなに一度に多様な支援企業と会えるとは思わなかった」という驚きは多くの来場者に共通する感想です。海外ビジネスは分野ごとに相談先が異なるため、通常は複数の専門家を別々に探す必要がありますが、この展示会では物流、法務、マーケティング、補助金、現地パートナー探しなどが1日で網羅できます。「同じ悩みを持つ他の企業の声を聞いて安心した」「自分だけじゃないと分かって心強かった」というメンタル面の気づきも多く、初参加者ほど高い満足度を示しています。
5.セミナーで学べる実践ノウハウ|海外市場トレンドから成功事例まで
国別トレンドや海外市場分析の最新情報
各国・地域の市場トレンドに特化したセミナーでは、インドネシアの首都移転、アジア新興国の消費動向、ヨーロッパの脱炭素政策など、最新テーマが取り上げられます。現地で実務経験のある講師が登壇するため、リアリティのある情報が得られます。これから市場を選定しようとする企業にとって、有力な判断材料になります。
海外展開の成功事例と再現可能なポイント
多くのセミナーでは、成功企業の実例が紹介されます。越境ECで成果を上げたブランドや、現地採用で人材定着に成功した企業などが登壇し、具体的なステップや失敗談まで赤裸々に共有されるのが特徴です。再現性の高いノウハウを持ち帰ることができ、「自社の立場でも応用できそう」との声も多く聞かれます。
営業・マーケ戦略に活きるセミナーの魅力
営業戦略や現地商談、提案資料の作り方など、実務に直結するセミナーも多数用意されています。とくに海外営業の初心者にとっては、何を準備し、どこに注意すべきかを体系的に理解する機会になっています。無料とは思えない濃い内容で、多くの来場者が「メモが止まらなかった」と語っています。
6:まとめ|海外ビジネスEXPOは“現地に行かずに海外市場を知る”第一歩
展示会から得られる“実務に役立つ情報”の価値
海外ビジネスEXPOは、単なる情報収集の場にとどまらず、実務に直結する具体的なノウハウや連携先と出会える「現場型」の展示会です。市場調査の方法、現地パートナーの探し方、通関・物流の実務、法律対応、人材採用といったテーマが1日でまとめて相談できるため、特に中小企業にとってはコスト効率の高い情報収集の場となっています。また、セミナーで得られる海外展開の成功事例や業種別の実践アドバイスも豊富で、「明日から何をすればいいか」がクリアになる構成です。自社の課題が“点”で終わらず“線”でつながる。そんな気づきを与えてくれる場所が海外ビジネスEXPOです。
初心者にもやさしい設計と情報整理の工夫
海外ビジネスというと「ハードルが高そう」「語学や貿易知識がないと無理」と感じる方も少なくありません。しかし、海外ビジネスEXPOは、そういった初めての人でも安心して参加できるよう、ブースのゾーニングや案内スタッフの配置、初心者向けのセミナー構成などが非常に丁寧に設計されています。実際、「初参加でもまったく困らなかった」「他の来場者も同じような課題を持っていて安心できた」という声も多く、気軽に質問・相談できる雰囲気が好評です。情報をうまく整理して“今の自社に必要なこと”を絞り込める場として、営業初心者・中小企業の経営者にこそおすすめです。
まずは足を運び、自社の立ち位置を確認してみる
海外展開を進めるにあたって、最初の一歩は「何が分からないかを知ること」です。その意味で、海外ビジネスEXPOは、実際に足を運ぶことで“自社の現在地”と“これから必要な打ち手”を明確にしてくれる場です。他の来場者や出展企業の動きを見ることで、「自社にはこれが足りない」「こういう支援が受けられるのか」といった気づきが自然と生まれます。オンラインでは得られない“肌感覚”の情報が得られることも大きな価値です。海外に行かずに海外市場の動向や現地企業の声を得られる貴重な機会として、まずは一度参加し、自社の立ち位置を客観視してみることをおすすめします。