中国語にはいくつかのバリエーションがあります。
まず、地方によって話されている言葉が異なります。北京語、広東語、上海語などが代表的です。方言というレベルの違いではなく、それぞれ全く異なります。中国で最も普及しているのは「普通語」と呼ばれている言葉で、これはハルピンの言葉を元にして国が定めた標準語です。意外なことに北京語は標準語ではありません。
文字は2種類あります。繁体字と簡体字です。繁体字は香港や台湾で使われています。日本の旧字体に近いので、日本人にとっては比較的読みやすい文字です。簡体字は国が定めた標準文字で、中国本土とシンガポールで使われています。「馬」が「马」になったりするので、多くが日本人にとってはとっつきにくい文字です。ちなみに、中国人はたいてい「繁体字は読めるけど書けない」という状態です。
したがって、中国向けホームページの言語は<普通語+簡体字>の組み合わせになります。
いまも「中国向けホームページは中国にサーバーを置かないといけない」といったような迷信が飛び交っていますが、そんなことはありません。日本にサーバーを置いていても、ホームページの作り方が「中国仕様」であれば、ほぼ問題なく中国から閲覧できます。
「ほぼ」と記したのは、中国のサーバーに置いてあるホームページと比べると、わずかに遅延が生じてしまうためです。ただし、大きな画像や動画を使えば、そのくらいの差がつくこともあるので、チケット予約サービスのようなコンマ数行を争うサイトでない限り、実用的に問題になることはありません。
そもそも、中国に現地法人などがないと、中国のサーバーを使うことはできません。抜け道もあるにはありますが、さまざまなリスクがあるので、お勧めできません。
さらに検討すべき点があります。中国に現地法人があるとしても、中国のサーバーにホームページを置いた場合、そのホームページは中国の法規制に則って運用しなければならないということです。特に収集したデータの扱いについて細かく規定されているので、中国のサーバーを使う際には、実務との兼ね合いを慎重に考えておく必要があります。
結論としては、通常のホームページであれば、日本のサーバーに置くことを第一の選択肢にすべきです。
中国語フォントなら何でもいいかと言うと、そうでもありません。WindowsやMac OSに最初から入っているフォントの中に「商用利用は有償」と謳われているものがあるからです。こういうフォントを知らずに使っていると、ライセンス料の請求書が届くことがあります(実際に届きます)。
以上から、簡体字のフリー書体を使うか、ライセンス料を支払った上で簡体字の有償版を使うか、ということになります。
ウェブサービスというのは、Google Map など、ホームページ上で使う機能を第三者が提供するサービスのことです。
そもそも、中国では、Google や Yahoo!、Facebook や Line などが使えません。中国の人は、これらに対応する検索サービス(百度など)やSNS(WeChatなど)を使うのが普通です。Google であれば、中国では検索できないだけではなく、Google が提供するほとんどのサービスが使えません。Google Map もNG指定となっています。
中国でNGとされるウェブサービスを使っているホームページに中国でアクセスすると、嫌な気分になります。例えば Google に Map 情報を取りに行き、取れないので延々と待たされ、挙げ句の果てに Google Map は取得できずにブランクになります。せっかく Google Map に自社情報を登録したり、レビューを集めて検索結果表示の順を上げても、徒労に終わります。Facebook なども同じです。
そこで、それぞれに対応する中国のwebサービスに置き換えなければなりません。
弊社では、この辺をチェックするための無料簡単ツールを用意しているので、すでに中国語ホームページがあれば、中国からきちんと見えるのか、一度確認してみてください。
さまざまな業種に広がる中国語ホームページ
文化の違いを踏まえて多言語化します
対象エリアの文化を踏まえてロジック、言葉選び、ビジュアル表現などを検討し、企画制作します。中国向けホームページの場合は、さまざまなテクニカルな問題もクリアします。
期間限定のキャンペーンやホームページの比較テストなどに使うための簡易な多言語ホームページを企画制作します。料金を抑えたプランも用意しています。
対象エリアの方が使い慣れている仕様で企画制作します。商品ラインアップや想定規模に応じて各種システムやツールを選定し、コスパが高いECサイトを構築します。
Amazon、eBay、T-Mall(天猫国際)、JD(京東)等へのご出店に際して、競合商品調査などを踏まえて企画〜画面制作します。ご必要に応じて運営も代行します。
まずは日本語で貴社のメッセージをリライトした上で対象エリアの言葉に翻訳します。業種によっては専門の翻訳者を入れて精度を上げます。
対象エリアで使用頻度が高いキーワードを調査分析した上で、貴社ホームページを検索エンジンに最適化させます(SEO)。
対象エリアの文化を踏まえて言語/ビジュアル表現や使用するメディアを検討し、貴社の思いがきちんと伝わるように企画制作します。
対象セグメントの感性を踏まえて言語/ビジュアル表現や使用するSNSを検討し、貴社商品/サービスの特徴がきちんと伝わるように企画制作します。
対象セグメントの感性を踏まえて言語/ビジュアル表現を検討し、貴社の思いがきちんと伝わるように企画制作します。
動画を使ったプロモーションが世界で流行しています。対象セグメントと商品/サービスの接点を検討して企画制作します。
対象エリアのスマホ習慣に照らしてアプリを企画開発します。中国向けであれば、WeChatなどのSNSに組み込む「ミニプログラム」も比較検討できます。
リモートで業務を遂行するためのオンライン・システムを企画開発します。事前にコンサルティングして方向性を検討することも可能です。
中国向けに最適化します
中国の法律に則り、中国のドメイン【.cn/】取得を代行します(中国に現地法人がある会社様に限ります)。
中国の法律に則り、中国でホームページを開設するために必要なライセンスの申請取得を代行します(中国に現地法人がある会社様に限ります)。
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